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万葉恋歌  作者: 舞夢
1375/1385

二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の宅に於て宴せし歌十五首(1)

二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の宅に於て宴せし歌十五首

※二月:天平宝字(758)二年二月(太陽暦の3月14日~22日頃)

※式部大輔:式部省(文官の人事、養成、行賞を所管する)の次官。

※宴会そのものは、仲間うちの、気楽なもの。歌も、戯れのような気楽さにあふれている。


恨めしく 君はもあるか やどの梅の 散りすぐまでに 見しめずありける

                           (巻20-4496)

右の一首は、治部少輔大原今城真人


見むと言はば いなと言はめや 梅の花 散りすぐるまで 君が来まさぬ

                           (巻20-4497)

右の一首は、主人中臣清麻呂朝臣



あなたと言う人は、恨めしい人と思いますよ。

お庭の梅が、散り過ぎてしまうまで、見せていただけなかったとは。


あなたのほうこそ、見たいと言っていただけたら、と思うのです。

お断りなどいたしません。

梅の花が、こんなに散り過ぎてしまうまで、あなたが。お越しにならなかっただけのことですから。

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