表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1365/1385

朝夕に 哭のし泣けば 焼太刀の

藤原夫人の歌一首。浄御原の宮に天の下知らしめす天皇の夫人なり。字は氷上大刀自と言ふ。

※夫人:宮廷の女官の職名。皇族以外出身者の最高位。定員は3人。天皇の妃。

※氷上大刀自:藤原鎌足の娘。妹の八百重姫と共に、天武天皇の夫人となった。


朝夕に のし泣けば 焼太刀の 利心も我は 思ひかねつも

                     (巻20-4479)

※焼き太刀の:心にかかる枕詞。焼き太刀ような、しっかりとしたの意味もある。


朝にも夕方にも、声をあげて泣いていますので、まともな心ではありません。


天皇崩御における挽歌と思われる。

※兵部大丞大原今城が伝え詠んだ歌の一首。

ただし、氷上大刀自は、天武天皇崩御前に亡くなっているので、大原今城の記憶間違い説もある。

天武天皇には大原大刀自と言う名の別の妻妾がいたのので、その誤伝のようだ。


※天平勝宝八歳(756)11月23日、式部少丞大伴宿祢池主の宅に集っての宴会で、大原今城が古歌を披露した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ