表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1361/1385

八日、讃岐守安宿王等の、出雲掾安宿奈杼麻呂の家に集ひて宴せし歌二首

八日、讃岐守安宿王等の、出雲掾安宿奈杼麻呂の家に集ひて宴せし歌二首

八日:天平勝宝八歳(756)11月8日。

※讃岐守安宿王:香川県。安宿王は長屋王の子。この時正四位下。

※出雲掾安宿奈杼麻呂:島根県国司の三等官。百済系渡来人の家系。朝集使として帰京中。


大君の 命怖み 於保の浦を そがひに見つつ 都に上る

                   (巻20-4472)

右は、掾安宿奈杼麻呂


うちひさす 都の人に 告げまくは 見し日のごとく ありと告げこそ

                   (巻20-4473)

右の一首は、守山背王の歌なり。主人安宿奈杼麻呂語りて云はく、「奈杼麻呂、朝集使に差されて京師に入らむとす。これに因りて餞せし日に、各歌を作りて聊かに所心を陳べしものなり」といふ。

※守山背王:出雲守。山背王も長屋王の子。安宿王の同母弟。橘奈良麻呂の謀反を密告した人。



大君の命を、恐れ畏み、私は於保の海を向こうに見ながら、都へと昇るのです。


懐かしい都人に告げて欲しいのは、私は昔と同じように、元気でいるとだけ、お伝え願います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ