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万葉恋歌  作者: 舞夢
1359/1385

病に臥して無常を悲しみ、道を修めむと欲ひて作る歌二首

病に臥して無常を悲しみ、道を修めむと欲ひて作る歌二首

※病に臥して:大伴家持の精神的落ち込みらしい。具体的病名はわからない。


うつせみは 数なき身なり 山川の さやけき見つつ 道を尋ねな

                     (巻20-4468)

渡る日の 影に競ひて 尋ねてな 清きその道 またもあはむため

                     (巻20-4469)


この私も、この世にいる人間の一人である以上、(先の知れない)どこにでもいる、ただの人と同じなのです。(それを思うと)山や川の澄んだ世界を眺めながら、清らかな道を尋ねてみたいものです。


大空を渡って行く太陽の光の影に遅れることなく、尋ねてみたいものです。清らかな人間修養の道を。またの世で、再び出会うために。


敬愛していた聖武天皇が崩御され、家持もショックを受けたようだ。

仏教好きの聖武天皇に合わせて、無常観に関わる歌を詠んでいる。

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