表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1358/1385

族を喩(さと)し歌一首 短歌を并せたり(2)

磯城島の 大和の国に 明らけき 名に負ふ伴の男 心つとめよ

                     (巻20-4466)

磯城島しきしまの:大和にかかる枕詞。

剣太刀 いよよ磨ぐべし いにしへゆ さやけく負ひて 来にしその名ぞ

                     (巻20-4467)

※剣太刀:磨ぐにかかる枕詞。


右は淡海真人三船が讒言に縁りて、出雲守大伴古慈斐宿祢、任を解かゆ、ここを持ちて、家持この歌作る。


大和の国で、輝かしい名誉を背負って来た大伴の男たちは、心を強くして、その務めを全うするように。


さらに心を磨きあげるべきである。大伴家の名誉は、遥か昔から、輝きを帯びて続いて来たものであるから。



※「淡海真人三船が讒言に縁りて、出雲守大伴古慈斐宿祢、任を解かゆ」は、聖武天皇崩御の八日後、「朝廷を誹謗した」との理由によるもの。

古慈斐は、62歳(従四位上)大伴家の長老の一人。

家持より位階が四階高く、年齢も23歳上。

讒言の黒幕は、大伴氏の弱体化と、藤原氏(及び本人)の権力強化を狙う藤原仲麻呂がいた、との説がある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ