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万葉恋歌  作者: 舞夢
1353/1385

八月十三日、内の南安殿に在りて肆宴したまひし歌二首

八月十三日、内の南安殿に在りて肆宴したまひし歌二首

※八月十三日:天平勝宝七歳(755)8月13日。(太陽暦9月21日頃)

※内の南安殿:紫宸殿。


をとめらが 玉藻裾引く この庭に 秋風吹きて 花は散りつつ

                      (巻20-4452)

右の一首は、内匠頭兼播磨守正四位安宿王の奏せしものなり。


秋風の、吹き扱き敷ける 花の庭 清き月夜に 見れど飽かぬかも

                      (巻20-4453)

右の一首は、兵部少輔従五位上大伴宿祢家持。未だ奏せず。


美しく若い女性たちが、(月の光を受けて)輝く裳裾を引いて歩くこの庭に、秋風が吹いて、萩の花が典雅に散っております。


秋風が吹き抜けて敷き詰めた萩の花の庭に、清い月夜です。

全くいつまでも見ていたい景色です。



家持の歌は、「未だ奏せず」となっているので、詠んであっても、宴会では発表ができなかったと、考えられる。(事情は不明)

後日、万葉集編纂時に、取り込まれた歌と思われる。


歌そのものは、典雅なもの。

当時の宴会の様子を想像可能である。

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