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万葉恋歌  作者: 舞夢
1348/1385

ほととぎす なほも鳴かなむ 本つ人

先太上天皇の御製 霍公鳥の歌一首

※先太上天皇:元正天皇。


ほととぎす なほも鳴かなむ 本つ人 懸けつつもとな 我を音し泣くも

                          (巻20-4437)

薩妙観、詔に応へて和し奉りし歌一首

※薩妙観:内命婦(五位以上の位をもつ高位の女性)。薩は渡来人。


ほととぎす ここに近くを 来鳴きてよ 過ぎなむ後に 験あらめやも

                          (巻20-4438)


ほととぎすは、そうせ鳴くならもっと大きな声で鳴きなさい。

想いに残るあの人を、思い出させるように鳴いて、この私まで声をあげさせて泣かせるのだから。


ほととぎすは、もっと近くに来て鳴きなさい。

この時を過ぎてしまったら、何の甲斐もありません。


元正天皇(先の上皇)の想い人は、母の元明天皇か。

内命婦薩妙観は、元正天皇(先の上皇)の詔を受けて、ほととぎす(懐古にちなむ鳥)の歌を詠む。

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