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万葉恋歌  作者: 舞夢
1342/1385

昔日の防人の歌(3)

家の妹ろ 我を偲ぶらし 真結びに 結し紐の 解くらく思へば

                       (巻20-4427)


我が背なを 筑紫は遣りて 美しみ えひは解かなな あやにかも寝む

                       (巻20-4428)

※えひは解かなな:「えひ」は「結び」の訛り。


家で待つ、可愛い妻が、旅に出た私のことを寂しがっているようです。しっかり結んだ紐が解けてきていることを思うと。


私の夫を、筑紫に送り出してしまったけれど、私の着物の紐は、解かないでおこう、寂しくて心配し続ける独り寝になるだろうけれど。


二首とも、紐に関係する歌。

人に思われるよ、「自分の衣の、紐が解ける」、そんな俗信があったようだ。

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