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万葉恋歌  作者: 舞夢
1337/1385

我が門の 片山椿 まこと汝れ

我が門の 片山椿 まこと汝れ 我が手触れなな 地に落ちもかも

                       (巻20-4418)

右の一首は、荏原の郡の上丁物部広足。


私の家の門前の片山椿は、本当にお前は、私がいなくなって何もしなければ、そのまま地に落ちてしまうかもしれない。


「片山椿」は、自分の妻と思われる。

防人として、留守中に、他の男に「寝取られてしまう」ことへの懸念を詠む。


ただ、家で待つ妻としては、一応心変わりをしない気持を夫に伝えたとしても、その夫は防人なので、最低3年は帰って来ない。

生きて帰って来るかどうかも、当てにならない。

あてにならない夫よりは、親切で立派な男になびいたほうが、生きていくうえで得策なのだと思う。

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