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万葉恋歌  作者: 舞夢
1336/1385

赤駒を 山野にはがし 捕りかてに

赤駒を 山野にはがし 捕りかてに 多摩の横山 歩ゆか遣らむ

                      (巻20-4417)

※山野にはがし:山野に放し飼いにして

右の一首は、豊島の郡の上丁椋橋部荒虫が妻の宇遅部黒女



赤駒を山野に放ってしまっているので、捕まえることなど、できないのです。

それなのに、多摩の横山を歩いて行かせることになるのでしょうか。


学説によると、防人は、武蔵の国府(府中市大國魂神社)から相模経由で。難波に向かった。多摩の横山は、そこまでにある長い山。


妻としては、長い道を行くのが大変と、夫に同情。

馬で行ってもらいたいが、あいにく馬は放牧してしまい、なかなか捕まらない。

可哀想な夫を詠んだ名歌と思う。

(軍防令では、牛馬の使用も、許されていた)


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