表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1335/1385

白玉を 手に取り持して 見るのすも

白玉を 手に取り持して 見るのすも 家なる妹を また見てももや

                         (巻20-4415)

右の一首は、主帳荏原の郡の物部歳徳。


草枕 旅行く背なが 丸寝せば 家なる我は 紐解かず寝む

                         (巻20-4416)

右の一首は、妻の椋橋物部刀自売。


白玉を手に持って、心ゆくまで愛でるように、家に残した妻を、何度も心ゆくまで愛でたいと思うのです。


旅に出た愛しい夫が、衣を着たまま眠るしかないのなら、家に残った私も、紐を解かないで寝ようと思います。


荏原の郡は、品川、目黒、世田谷の一帯。

そこに住む夫婦の歌。


情愛のこもった、健気な応答の歌。

心にしみるものがある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ