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万葉恋歌  作者: 舞夢
1321/1385

潮船の 舳越そ白波 にはしくも

潮船の 舳越そ白波 にはしくも 負ふせたまほか 思はへなくに

                       (巻20-4389)

※にはしくも:突然に、いきなり。にわかに。

右の一首は、印波の郡の丈部直大麻呂。

※印波の郡:千葉県印旛郡、佐倉市、成田市一帯。

※丈部直大麻呂:伝未詳。


潮船に舳先に突然かかる白波と同じで、この防人の仕事を負う帝からの御命令も、実に思いがけない突然のことだったのです。


防人は徴発から出発まで、「およそ一両日」の期間しかなかった、と言う説がある。

説は説として、突然の徴発と出発らしいことは、他の防人歌からも、把握が可能。


いきなり徴発されて、生きて帰ることが出来るかできないか不明の旅。

防人の悲惨さ、当時の政治の非情さが、よくわかる歌である。

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