表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1312/1385

白波の 寄そる浜辺に 別れなば

白波の 寄そる浜辺に 別れなば いともすべなみ 八たび袖振る。

                        (巻20-4378)

右の一首は、足利の郡の上丁大舎人部禰麻呂。

※足利の郡:栃木県足利市東南部、佐野市。

※上丁大舎人部禰麻呂:伝未詳。


白浪が寄せる子の浜辺で別れてしまえば、もう、どうにもなりません。

ただ、何度も、いつまでも、袖を振るしかできないのです。


難波津での船出の歌。

彼が袖を振るのは、難波津の人々ではなく、心の中の故郷の人々。

船旅も怖いのかもしれないし、防人であるので。戦になれば戦死も考えられる。

それを思うと、最後の別れを意識するのも、無理はない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ