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万葉恋歌  作者: 舞夢
1309/1385

旅行きに 行くと知らずて 母父に 

旅行きに 行くと知らずて 母父に 言申さずて 今ぞ悔しけ

                    (巻20-4376)

右の一首は、寒川の郡の上丁川上臣老。

※寒川の郡:現栃木県下都賀郡南部。栃木市、小山市を含む。

※上丁川上臣老:伝未詳。


このような長い旅に出かけるとは、よく知らなくて、母と父とは、あまり話をしないで出て来てしまいました。今となっては、それが本当に悔しく思います。


栃木から難波津までの距離、日数などは説明を受けたかもしれない。

ただ、行程が辛ければ、辛さも増す。

安易な気持ちで、母父と、ほとんど話もせずに、家を出て来たのだろう。

今更になって、悔やんでいる。


これも、率直な気持ちを詠んだ名歌と思う。

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