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真木柱 ほめて造れる 殿のごとく
真木柱 ほめて造れる 殿のごとく いませ母刀自 面変わりせず
(巻20-4342)
右の一首は坂田部首麻呂。
※真木柱:檜などの立派な柱。
※ほめて造れる:呪文を唱えながら(室祝ぎの歌を謡いながら、寿ぎながら)造った。
右の一首は坂田部首麻呂。※伝未詳。
建築知識があるらしいので、現代で言う大工かもしれない。
立派な柱を使い、寿ぎながら建てた御殿のように、お母さんは、しっかりと健康でいてください、私を心配して、やつれた顔などしないでいて欲しいのです。




