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万葉恋歌  作者: 舞夢
1235/1385

姑大伴氏坂上郎女の、越中国守大伴宿祢家持に来贈せし歌二首

姑大伴氏坂上郎女の、越中国守大伴宿祢家持に莱贈せし歌二首


常人の 恋ふといふよりは 余りにて 我はしぬべく なりにたらずや

                        (巻18-4080)

片思を 馬にふつまに 負ほせ持て 越辺に遣らば 人かたはむかも

                        (巻18-4081)

※馬にふつまに:「ふつまに」はどっさりの意味。

※人かたはむかも:手伝ってくれるのでしょうかね


世間の人が恋しいと言うなんて、比べ物にならないほどに貴方のことを恋しく思っているのですよ、だから、それが苦しくて、もう、息も絶え絶えですよ。


この片思いを、馬の背にどっさりと積んで、越の国の方まで送りますよ、あなた、その荷をおろすのを手伝ってくれるでしょうね。


姑でもあり、大伴家の刀自でもある坂上郎女が、甥であり、婿でもある大伴家持のに贈った歌。

さすが、万葉集中でも、いや日本史上でも、出色の歌人と思う。(大伴家持の歌の師匠でもあった)(大伴家持の歌と比べても、数段面白みもあふれている)


遠く越中にいる家持を思い、元気づけたかったのだと思う。

それが、二首にあふれている。

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