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万葉恋歌  作者: 舞夢
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女性の覚悟

安倍女郎の歌二首


今更に 何をか思はむ うちなびき 心は君に寄りにしものを

                     (巻4-505)

わが背子は 物な思ひそ 事しあれば 火にも水にも 我がなけなくに

                     (巻4-506)


今更、何を思いためらうのですか。私の心は、すでにあなたにうちなびいて、寄り添っているのに。

         

私の愛しい貴方、余計な物思いはなさらないでください。何か事があれば、火も水も気にしないと思う私がいるではありませんか。



もう、私の身体も心も貴方に捧げると決めました。

だから、余計な心配はなさらないでください。

何と、強い女性から男性への求愛だろうか。

おそらく男性は優柔不断なタイプだったのだろうか。

しかし、女性は、そんな男性を好きになってしまった。

好きになった理由など、聞くのも想像するのも野暮なこと。


しかし、覚悟を決めた女性は、とことん強い。



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