7話 学園
どうもお久しぶりです。
仕事に夢中でサボってました。
またちまちま更新して行きます。
冬の53日朝
昨日話てたけど、アルムさんいつ来るんだ?
とりあえず渡された服と持ち物の準備は出来てるけど、時間聞くの忘れたな。
ちなみに、この世界の時間も24時間な。
もう10時になるけどまだか?
コンコン
「入るぞー」
「はい。どうぞ」
やっと来たよ。待ってたよ。男をこんなに待ち遠しく待ったのは初めてだよ。
「おーし。準備出来てるかぁー?」
「それは出来てますけど、どーしてオーアさんも一緒なんですか?」
「いやー、荷馬車この下に停めてるから、窓から飛び降りて部屋の片付けは、オーアにやって貰うんだよ」
「全く、アルムはユキを荷馬車に入れて、自分で戻って来なさいよ」
「えっ、ここ3階ですけど、飛び降りるって大丈夫なんですか?」
「へーきへーき、安心しなよ。
じゃあ、行くか」
えっ、窓開けてるけど、オレお姫様抱っこされちゃってるけど、マジで行くの?
「オーア後よろしく」
「はいはい。ではユキまた後で」
「よっと」
アーーーー!
死んだ。オレの新しい人生ここまでか。
「なーに。目つぶってるんだよ。早く中入れ」
えっ
もう死後の世界か、女神よ悪い約束は守れなかった。
「あれ?全然衝撃無かったですけど?
・・・死んだかと思いましたよ!!」
「悪い悪い。けど、これぐらいユキも直ぐに出来るようになるって」
マジ、、、これがファンタジーの力か!
「早く中に入って、隠れときな。出発したらスグ戻って来るからよ」
「はい。ではまた、、、」
中は結構広いな。
さーて、どこに隠れようかな?
奥の木箱の裏でいいか!
おっ、動いた動いた。
アルムさん早く来ないかなぁー?
ヒマ過ぎる。
「じゃああと頼むなあ!」
「はい!隊長はどうされるのですか?」
「昨日あんま寝てないから、ちょっと荷馬車で寝て来るわ」
「では、何かありましたら、スグご報告に向かいます」
「あぁ、そうしてくれ」
ギィー
うわ、誰か来たよ。アルムさんかな?
「ユキ、どこだー?」
「ここでーす!」
「そこかー、もうスグ着くからこっち来とけ」
「はい?早くないですか?」
「当たり前だろ。師団は城の演習場で鍛練してて、学生達との合同演習もあるんだから、学園は城の近くにないと都合が、悪いんだよ」
なるほど、確かにイチイチ移動に時間を使うのは、面倒だな。
「そうなんですか?」
「そうだよ。お前地図とか見たことないのか?」
「はい。読み書きと計算はお母様から教えて頂きましたが、その他は自分で本を読んで覚えましたから。そういえば、地図はみていないですね」
「まっ、今はそれだけで十分だよ。必要になったら、その時に覚えればいいさ」
そうだ。地図見るの忘れてたわ。
女神に国の配置だけ聞いて、それ以外の詳細は知らなかったわ。
今日の夜にでも見てみるか。
「ほら、そうこう言ってるうちに着いたぞ。次の角曲がった所で降りろ。ちょっと馬車に付いて行ったら、門があるから」
「はい」
ついに始まるぞ!!
オレの異世界生活!
「ほら、降りろ。また後でな!」
「はい。ではまた後で」
「さーて、馬車も行ったし
オレも行くか。
この角曲がってっと」
はぁー、デッーケー門だな。
見た感じ校舎が4つぐらいあるし、ってかどの校舎行けばいいんだよ。
とりあえず目の前のにでも入るか。
中は案外普通だな。元の世界の学校とほとんど変わんねぇーし。うーんとりあえず職員室的なやつ探すかぁー。
おっ、階段発見、元の世界で通ってた学校は職員室2階だったし、2階から探すか。
踊り場に誰かいるな。ついでに職員室どこか聞いてみるか。
「すいません。入学届けを出したいんですが、どこに行けばいいんですか?」
「はぁー、なんでオレの日に限って来るんだよー。そんな事より、お前何歳だ?」
「えーと、五歳になりました。」
「五歳ってことは、特例での入学か、なら少しは楽しめそうだな。」
何だか嫌な気がするんだけど。