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夕3ぶっちゃけいただきましたぁー!!

「じゃ、早速だけどスキル見せてもらうね」


セフィさんがそんな事を言う。水晶持ってないから見れないんじゃないのか?


取り敢えずスキルカード出しといたほうがいいかな。


「あぁ、別にスキルカード出さなくていいよ。【鑑定】持ってるから」


「ちょ!さっき口伝えじゃないとできないって言ってたじゃないっすか!」


「あれはまぁ、やる気なかったし。それに水晶持ってないのは本当だから間違ってないよ」


確かにそうだが。まぁいいか。


「じゃさっさと見てくださいよ」


「最初からそのつもりですよ。【鑑定】」


セフィさんの目が光る。元が金色だったから、なお綺麗に見える。


「ちょっと予想以上の能力だよ。特に【竜種召喚】」


だろうな。因みに【竜種召喚】の能力は


【竜種召喚】竜種をランダムで召喚。名前をつけることで契約可能。使用後このスキルは消滅する。


というものだ。


チートとまでいかないが、竜種のランクが大体A~Bくらい。それを仲間にすることができるのならば強い部類に入るだろう。


Sランクには遠く及ばないが。


「こんなのがあるんだったらさっさと使いましょう」


セフィさんの言うことはもっともだ。


せっかく【騎竜】というスキルもあるのだから試さない手はない。


「でもここでは狭すぎませんか?」


一応ここは王宮の稽古場というだけあって広い。が、これを超える大きさの竜も存在する。


もしものことを考えて昨日は使わなかったのだ。


「そうねそれなら外に行きましょうか」


「えっ、今からですか!?」


今日は挨拶から始まり、言い合いがあったりなんだかんだ言って時間がかかっている。


今からではそんな大きいかもしれない竜種を召喚できるような広いところに行くことはできない。時間的に。


「大丈夫大丈夫」


そう言って無邪気に笑う。


「じゃ、行こっか」


唐突に腕を掴まれた。


あ、柔らか・・・じゃなくて!そんなことしなくてもついて行くのに。


と、思ったところで視界がぶれる。


「うぉあっ!?」


驚きすぎて変な声が出てしまった。


目の前に目の前に広がっていたのは元の王宮ではなく、広大に広がる広い更地だった。


「ん?いつの間に!?えぇ!?」


「あらら。混乱しているね」


そりゃそうだろ!


「実は私空間属性の魔法が使えるの」


ぶっちゃけいただきましたぁー!!


空間属性といったら、この世界に5人しかいない。セフィさんはその1人だったというのか!?


とんでもない人に教えてもらうんだな、俺・・・。


「で、今のは【空間転移】ね。ここなら【竜種召喚】使えるでしょ」


そういうのむやみに使っていいのだろうか。Sランカーは自由な人ばかりらしいし。大丈夫なのか・・・。


確かにここなら【竜種召喚】使えるだろうし。


「じゃ、始めますね」


「ハイハイ」


スキルを使うために集中する。


・・・


長い沈黙が訪れる。


「すみません使い方が分かりませんわ!」


「うん。そうだと思ったよ」


全くお恥ずかしい限りで。


「スキルの使い方は簡単だよ。スキルを発動したいと思うだけ。その後に別の操作が必要なのもあるけど【竜種召喚】なら大丈夫でしょう」


あ、それでいいんですね。


「じゃあ、【竜種召喚】」


その言葉を発した瞬間地面に魔方陣が広がる。


え?【竜種召喚】って魔法なの??


大きさは大きいが王宮の稽古場よりは小さかったのでわざわざ移動しなくてもよかったかもしれない。


まぁ、今更だけどね!!


魔法陣が完成すると輝きがより一層増す。


それが眩しくて思わず目をつむる。


瞼を閉じても目の奥まで届く光が最高潮まで達した後、徐々に暗くなっていく。


〈【竜種召喚】の使用を確認しました。効果により【竜種召喚】は消滅しました〉


そんなアシストログが流れる。


まだ眩しく感じるがどうなったか見たくて閉じた目をまた開く。


先程まであった魔方陣は消え失せ、かわりに一匹の竜がそこにいた。


銀に輝く体で、所々に赤い線が入っている。腕は翼と一体化しているのか翼のところに爪が三本出ている。尻尾には赤い線が密集し、そして長い。


大きさは俺とセフィさんぐらいなら乗っても大丈夫なくらい。


「キュルルルルル」


更地にその竜の咆哮が響き渡った。

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