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目覚めればそこは......

やってしまいました。

でも、反省も後悔もしていないっ!!

そしてやはり駄文になってしまいました。

こんな駄文でも読んでいただけるとうれしい限りです。

痛みを感じ目が覚めると、俺は森の中にいた。

「トンネルを抜けるとそこは雪国でした」みたいな言い方してるが、マジだ。本気と書いて本気(マジ)と読む。

昨日もちゃんとベッドで寝たハズなんだが......望月(みづき)が何かやったのか、はたまたアイツが俺を落としたんだろうか。


とりあえずその辺は後で話すことにするとして、今は状況の把握が先だな。

俺の側にはいつも使ってる鞄が落ちていた。中身は衣類と食料。そういや友達の家に行く予定だったな…。


そんなことを考えていると、すぐそばにある茂みがガサガサと揺れた。犬でもいるんだろうかと思い茂みを見つめていると、出てきたのは金髪、左サイドに赤いリボンを付け、上下ともに黒い服を着た背丈の小さな女の子だった。



「アナタは食べられる人類?」

茂みから出てきた彼女は開口一番に物騒なことを俺に訊いてくる。

食べられる人類...?

それって人を食うってことだから、あの女の子は妖怪か。まぁ、俺の中にも狐がいるから驚きはしないが。

とりあえず言葉を返さないといけないな。

「俺は半人半妖だから、食ってもおいしくないぞ?」

「そーなのかー...」

少女は残念そうな顔をしている。

んー...これだと可哀想だし、鞄の中にアレがあったはず...っと、あった。

鞄の中を探り、目的のものを引っ張り出し、少女に手渡す。

「なにこれ......?」

「これはサラミといって、干し肉みたいなもんだ。......たぶん」

こらそこ、オッサンとかいうな。そこらにいるオッサンよりも長く生きてるんだからな、ダメージがデカい。

たぶんのところは聞こえないように呟き、サラミを手渡して立ち上がる。

太陽は既に真上まできていた。

「じゃぁ、そろそろ行くわ。」

「ありがとうなのだー。えーっと」

「零月。神崎零月だ。」

そう言って俺は道に沿って歩き始めた。

後ろを振り返ってみるとあの少女が手をぶんぶんと振っていたから俺も小さめに手を振り返しておいた。そのうちどこかで会いそうだしな。



歩き始めて1時間後...


困った。

なにに困ったか、それは俺の周りをみればわかるんだが野生の狼みたいな獣が十匹いて俺を囲んでいる。


れいげつ は どうする?


・たたかう     ←

・たすけをよぶ

・にげる


戦うって言っても武器なんて今手元にある訳ないし、助けを呼んだとして誰かが来るかは運次第。さらに近くに人の気配なんてないし。

逃げるのなんて囲まれてるから無理だ。

あ、これ詰んだな。

せめて刀があれば何とかなったんだが、ないものは仕方がない。

望月もまだ寝てるし、アイツ-八雲 紫が見ているかもわからないからな。


そう思って失意前屈していると、上空から何かが落ちてくる音がした。

上を見上げると、刀の形をした影が2つ。まさか、あれは!?

俺は刀が落ちてくる場所に入り込み、落ちてきた刀を受け止め、鞘の色と鞘に刻まれているであろう模様を確かめた。

朱い鞘に桜の模様と蒼い鞘に蓮の模様。

間違いない。こいつらは俺の愛刀、“桜火(おうか)”と“氷蓮(ひょうれん)”だ。

でも、なんで上から降ってくるんだ?

不思議に思って空を見上げてみると、遥か上空に空間の割れ目ができていた。あぁ、そういうことか。

俺がなぜ起きたとき見知らぬ森にいたのか、なぜ桜火と氷蓮が空から降ってきたのか。それは八雲 紫が俺を、俺の愛刀を自分の能力を使って作ったスキマに落としたから。

だから目が覚めたとき尾骨が痛かったんだな。

俺一人で答えを見つけ、納得していると、獣が低いうなり声をあげていることに気づいた。そろそろくるかな?

二振り(にふり)の愛刀をベルトを通す所に差し込み、構える。


少しの静寂の後、風に木の葉が舞い、地面におちた。


それを合図に、獣達が一斉に襲いかかってくる。俺は桜火、氷蓮ともに抜き放ち、一匹ずつ急所を狙い一閃、各一撃で各一匹を沈めた。

やっぱ低級の妖怪は弱いな。


ん?なんで妖怪が出てきても驚かないし、あの妖怪の賢者こと八雲 紫を知っているのかってか?


それは、俺、神崎零月は訳ありの半人半妖で、ちょくちょく紫と会っていたからだな。

訳ありってのは、俺は妖怪である母と人間である父の間に生まれた。俺が10歳のとき、俺の中に半妖の部分が人格を形成したんだ。

わかりやすく言うと、多重人格みたいな感じ。

で、その人格(満月の日に形成されたから、望月と名付けた。)としゃべれるもんだから、親が不思議に思い、紫に相談した、と。それで紫のことは知っているし、妖怪が出てきても驚かないってわけだ。


ちなみに今俺がいる世界が、忘れ去られた妖怪や、神等が集まる楽園、幻想郷であることは妖怪の少女と遭遇したときから何となく分かっていた。


さて、ここがどこなのか分かったことだし、道に沿って歩きますかね。


そう思って一歩踏み出した瞬間、俺はたくさんの目玉がギョロギョロしている空間に落っこちた。

感想やら何やらwktkしながらお待ちしております。

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