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第二の人生は突然に!?  作者: ごんぞう
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突然に!?

初投稿です。

よろしくお願いします。

生暖かい目で見てやってください。

 視界が霞む。

何があったが分からないが俺が地面に横たわっていることだけは分かる。

混乱する思考の中現状を解明するために虚ろな目で周りを見渡す。

最初に視界に入ったのは踏切とその向こうで騒然とする歩行者だ。

朝の通勤ラッシュ時であったためにかなりの人だ。

踏切が変わるのを待っていた車からも運転手が出てきて何かを叫んでる。


ああ俺電車に轢かれたのか


 俺は踏切で電車が通過するのを待っていた。

電車が見えあと30メートル位の時に何者かに背中を押されて踏切内に飛び出してしまった。

不思議と痛みはない。

たまに電車事故で無傷で生還する人がいるが自分は今どうなっているのだろうか?恐る恐る自分の体を見てみる。

全身の骨が砕けてところどころ体から突き出ている。

左腕に関してはあらぬ方向に捻じれて僅かながらの筋肉が本体との断絶を拒んでいた。

 自分の体の凄惨な状態に死が刻々と近づいてきていることを理解し恐怖する。


「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ死にたくない!死にたくない!死にたくない!」


 死への恐怖が彼の脳内を満たし

そしてどれだけ恐怖に駆られて叫んでも肺に骨が刺さってるのか声は出ず、ヒューヒューと空気の漏れるような音しかしない。

しかし数瞬後恐怖をを吹き飛ばすほど強烈なものが目に移った。

それは凄惨な体の更に向う側、俺が轢かれる前まで立ってた歩道。

その人込みの中でボブカットの黒髪が揺れる頭を抱え、いつもは無邪気に笑いかけてくる大きな目をこれでもかと見開いて涙を流し、膝から崩れ落ちていく発狂寸前の幼馴染、西奈明だ。

そして彼女の頭上に狂気に満ちた笑顔で腹を抱えて大口を開けて笑う白い羽が生えた男がいた。


なんだあれ?天使?もしかして俺を迎えに来たのか?


しかしその存在は泣き崩れる明とは対照的に俺を指差し空中で笑い転げて何かを叫んでいる。


おい何笑ってんだよ。それに何で明は今にも狂いそうな表情なんだよ


 先ほどまでの死への恐怖を忘れて眼前の光景に強烈な疑問が浮かんだ。しかし考えようとする頭とは裏腹に意識は段々と薄れていった。


なんなんだよ、これ


こうして花山弥彦は17年という短い生涯を終えた。






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