7日目 再起動②
ピッ♪
【各しすてむヲ起動】
【艦内管制しすてむ・・・・・・・・・・起動・・待機中】
【艦動力しすてむ・・・・・・・・・・・起動・・動力源異常】
【兵器管制しすてむ・・・・・・・・・・起動・・待機中】
【宇宙空間太陽光発電ゆにっと・・・・・起動・・待機中】
【惑星間電力ぐりっど・・・・・・・・・起動・・待機中】
【めいん通信しすてむ・・・・・・・・・起動・・待機中】
【サポートAI・・・・・・・・・・・・・起動失敗】
りとらい
【サポートAI・・・・・・・・・・・・・起動失敗】
りとらい
【サポートAI・・・・・・・・・・・・・起動失敗】
りとらい
【サポートAI・・・・・・・・・・・・・起動失敗】
とらぶるヲ検索・・・
統合判断あるごりずむガ破損シテイマス
ばっくあっぷでーたヲ検索・・・
でーたガアリマセン
支援型AIヲ全検索・・・
検索結果・・1件 艦内管制支援AI「あおい」Ⅳ型
艦内管制支援AI「あおい」Ⅳ型ニ統合判断権限を付与シ、サポートAIニ置換エテ起動
・・・・・成功
おぺれーしょん じぇねしす ふぇーず1ノ終了ヲ宣言
コレヨリ ふぇーず2ニ移行
ヴン。鈍い電子音と共にあたりが白く輝きだした。
「支援AIアオイⅣ型 アオイ・ヒューミット 起動しました。」
白く輝く空間の中空に連邦海軍の軍略服を着た女性が無機質に浮いている。
「オペレーション ジェネシスの発動を受領。行動を開始します。」
「本艦のデバイスマネージャーを副官とし、コードネーム“シオン”を付与する。」
どこともなく、誰に伝えるでもなく、彼女は宣言した。
「シオン、全システム及びケプラー452bの現在状況を」
すると彼女の周囲360度に画面が立ち上がり、彼女を覆い尽くした。
彼女の前面には一際大きい画面があり、惑星ケプラー452bが映し出されている。
G2型主星系の居住可能惑星よろしく、地球によく似ている。テラフォーミングも100年ほどで、装備なし居住が可能になった。
彼女がいくつかの画面を指で指し、手で払いのける仕草をすると、十数枚にまで画面が減った。
「管理者イングの情報および現在位置を」
ケプラー452bを映していた画面の中央北西象限に赤点が点り、座標が北緯42度15分32秒55、西経23度45分22と出ている。
「現在、第一大陸の北西象限に確認。」
「支援衛星αをマスター・イングの上空400kmの静止軌道に配置。以降追跡・護衛せよ。」
指令を出す彼女に特にこれといった表情はない。
「了解。火器使用の範囲の指定と、支援衛星αの随伴可否の指定をしてください。」
空間全体にシオンの音声が響く。男性とも女性とも取れる中性的な音声だ。
「支援衛星αの火器使用制限は無し。ただし指令以外での発砲は禁ずる。支援衛星αの随伴としてβおよびθを、それぞれ北極と南極の上空2000kmの静止軌道に配置。」
アオイ・ヒューミットは返答を待たず、続けて「艦動力システムの現況を」というと
「現在、本艦行動用カーネル反応炉内のカー・ニューマン・ブラックホールは消失。本艦の移動は不能。ただし、それ以外の動力は惑星間太陽光発電ユニットよりの電力供給により支障なし。」
「各衛星、各探査機のマイクロカーネル反応炉は異常なし。行動に支障なし。」
「了解。これよりマスター・イングとのコンタクトフェーズに移る。」
彼女は、また誰ともなく宣言した・・・・




