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とある双子の姉妹の思いのかけら
わたしは、あなたに生きてほしかった。
でもあなたは自分が生きることより、ほかの人を守ることを優先した。
ひとりになった私は、あなたを追い詰めた者たちに復讐しようと思ったんだ。
それよりもできるのなら、奇跡を起こして、眠ってしまったあなたをもう一度揺り起こしたいと思ってる。
けれどあなたはきっと、自分が目覚めなくてもいいと思っているのだろう。
糧としてくれればいいと思っているのだろう。
わたしが幸せになれるならそれでいいと思っているのだろう。
わたしが、誰かが幸せになれるならきっとあなたはそれだけで、救われる。
私と違って、とても強い人だから。
理想なんてすべてかなえられない。
現実をみるなら、あなたの願うとおりに生きるべきなのかもしれない。
けれど、それじゃ、どうしても――
悲しい




