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28 スクール水着

 トキナさんとの楽しい1日が始まります!

 ちなみに僕は一晩遺跡で過ごして翌日に戻ると伝えてあります。


 トキナさんと過ごして夜までに戻るとか不可能ですので。

 僕は力尽きるまで今日という日を楽しむつもりだし、トキナさんと過ごす場合は楽しみ過ぎて僕が力尽きてしまうのは当然のことでもある。


 とにかく、本日は最初から全力でいきたいと思います!


 まずは遺跡に来る途中に汲んでいた水を湯船へと入れます。

 トキナさんは自分で水を出すこともできるのだけど、質量のある物をゼロから作り出すのは魔力の消費が激しいそうだ。

 そのため、前にいたときもお風呂の水は川から汲んだ物を使っていた。


 まあ一度汲んでしまえば後は魔法で浄化して何度も使えるのだけど、それも長い間同じ水を使い続けるのも気分的に微妙なので、今回は水も入れ替えています。

 あとは予備の水も置いてある。

 今日はボディーソープなども試すので予備があるに越したことはない。


 そして、僕は今日買ってきたエアーマットを膨らませます。

 これは水着を買う時に目についたので買いました。

 海に浮かべて上に寝られるくらいの大きなやつです。


 別に今日は水に浮かべたりはしませんが。


 遺跡は床が石材で硬いのでエアーマットは地面にしいて使います。

 マットは2つ買ってあるので横に2個並べればスペースとしては充分でしょう。


 一昨日はシパちゃん家でお風呂に寝そべってシパちゃんに体を洗ってもらったのですが、色々な事情によりトキナさんはそれを体験していないので、それは僕が体で実践しなければならないと思います!


 でも遺跡の床はさすがに硬いと思っていた時にエアーマットを発見したわけです。

 これは僕の手柄だと思います。

 エアーマットの上で思う存分トキナさんとイチャイチャすることができます!


 そして、トキナさんの方は今お着替えタイム中です。

 まずは水着を着てもらっています。

 そうです、この水着を買いに行ったところでエアーマットは発見しました。


 だからエアーマットを発見したこと自体は運も良かったのだと思います。

 まあその水着も僕の発案で買いに行ったのだから僕の手柄と言ってもいいでしょう。


「ふむ……なかなか面白い素材の服じゃの」


 トキナさんの着替えが終わったようだ。

 すごく……似合っています。



 スクール水着を選んで正解でした。



 僕は涙が出そうなほどに幸せです!


「いや、悪くない服とは思うがそれほどか……?」


 もちろんです!

 トキナさんにどうやってスクール水着の良さを説明すればいいのか分からないけど、僕はとにかく幸せです。

 黒髪ぱっつんで中学生みたいなトキナさんがスクール水着を着けると破壊力がとんでもない。


 僕は今までの人生で最高の幸福を味わっています!


 あ、ちなみにトキナさんの水着にはちゃんと名前も書いてもらいました。

 トキナさんは最初漢字で斗忌名と書くつもりだったようだけど書く前に止めることができて良かった。


 きちんとひらがなで『ときな』と書いてもらいました。

 ついでに上の方には『5―1』と書いてもらっています。



 完璧だ。



 僕は両手で小さくガッツポーズを取りました。


「主が嬉しいのならよいのじゃがの……」


 そう言いつつトキナさんはちょっとだけ恥ずかしそうにしていた。

 もちろんその恥ずかしがる姿も最高です!


 ほどなくして、エアーマットの準備も終わった。

 僕も着ていた服を脱ぐ。


「では次は主がスク水を着る番じゃの」


 …………。


 そうなのです。

 実は服を買う時にはひと悶着あったのですが、スク水を買う時にもありました。

 トキナさんはスク水を着るのにむしろ乗り気だったので最高に嬉しかったのだけど、その際僕にもスク水を着けることを要求してきたのです。


『主も同じ服を着るという条件付きならば、妾は主の望むどんな服を着てやってもよいぞ』


 トキナさんの言葉はだいたいそんな感じでした。


 さて、ではその条件を提示されて僕としてはどうするべきか。

 ここで自分が恥ずかしい格好をしたくないと引くのは男と言えるだろうか?

 いや、むしろその条件を出したトキナさんが後悔するほどに最高に恥ずかしいものを選ぶことこそ男ではないかと僕は思います!


 そういうわけで、僕は自重せずにとにかくトキナさんに着て欲しい服を全力で選びました。

 もちろん後悔はしていません。

 そしてトキナさんの方も終始ノリノリでした。


 僕はかなり趣味に走ったと思うんですけどね。

 その趣味はトキナさんから見ても良かったようなので全く問題はなかった。

 やっぱりトキナさんは最高です。


 まあ選ぶ時に、これはさすがに恥ずかしいかな……と僕が思ったものは、すべからず2着買うことになりましたが。

 はい、つまりは僕も着けないといけないということです。


 でも後悔はしていません。

 僕も恥ずかしい格好になろうとも、その恥ずかしい格好をトキナさんがしてくれるのなら、恥ずかしさよりも喜びの方が何倍も大きいですから。

 それにある意味ペアルックとも言えるわけだし! ハァハァします!


 というわけで、僕もしめやかにスクール水着を装着します。

 もちろん僕の着る方にはひらがなで『いんせ』と書きました。

 ちゃんと上には『5―2』も書いています。


「主も似合っておるぞ印世よ。いや……むしろ妾は今理解したぞ! スクール水着の破壊力というものを。なるほど、これは確かにくるものがある。恥ずかしがる主の姿とあわさると破壊力も2倍増しというものじゃな!」


 トキナさんがスク水の素晴らしさを理解してくれたのは嬉しいです。


「いや、本当に主は見た目は美少女じゃからの。瑛やアロも今の主の姿を見れば感動したじゃろうに。これを妾だけが見れるのを喜んでもよいのじゃが、瑛達にも見せてやりたいものじゃ」


 僕はこの世界に来て髪も伸びているし、元々くせ毛気味だったのもあって今は髪型がウェーブかかったみたいになっていて自分で見ても女の子にしか見えないのは確かなんだけど。

 それでスク水を着るとかいうのは余計に恥ずかしくて瑛さん達には見られたくないです。


「まあ……ここは妾だけが見れるというのを素直に喜んでおくかの」


 トキナさんも納得してくれて良かったです。

 そもそもまだ準備が終わっただけで本番はこれからですし。



 今日のテーマとしては、色々買って来たお風呂グッズを二人で試そうというのが主題です。


 アロやシパちゃんの家でトキナさんもある程度石鹸などの知識は身に付いているはずだけど、まだトキナさんの体で実際に試したわけではないですからね。

 それに種類も色々買ったので、色々と試してどれがいいのかとかも試す必要があります。


 トキナさんの綺麗な肌をつやつやのままに保つのはとても大切なことですからね!

 というわけで、二人でボディーソープの使い心地を試したいと思います。



 エアーマットの上に二人で向かいあって正座します。

 スク水で向かいあっていると、これだけですごく興奮してしまいます。


「ふふふ……印世よ、すごくいやらしい顔になっておるぞ」


 耳元でトキナさんに囁かれてしまいました。

 頭に聞こえる言語としては、伝達回路で伝わる言葉とあまり違いはないけれど、耳元でささやかれるとトキナさんの息が耳にあたったりしてとってもハァハァします!


 やはり念話で会話ができても、直に話すのはまた違う素晴らしさがあります。

 トキナさんが日本語を覚えてくれていて本当に良かった!


「トキナさんも、すごくエッチな顔になってます」


 僕もトキナさんの耳元に囁き返しておきました。

 これだけでもすごく興奮してしまいます。


 そうして……向かいあったままボディーソープを手にとって、互いの体に塗りあいました。

 ボディーソープの使い心地を試すのにスク水の上から塗りあうのはどうかとも思うけどそんな些細なことはどうでもいい。

 気持ち良ければもうなんでもいいじゃない!


 事実とっても気持ちがいい。


 トキナさんに手でボディーソープを塗ってもらうのも気持ちがいいし、トキナさんの体にボディーソープを塗るのもすごく気持ちが良くて興奮します。

 そしてスク水の上がボディーソープだらけになっていくのを見るのもすごく興奮する。

 やはりスク水最高です!


 そうしてほどなくして、僕もトキナさんも全身ボディーソープまみれになった。

 次は、体で洗いっこをする番です。


「じゃあ、どちらの体から先に洗いましょうか?」


 シパちゃんのやった洗い方は僕しか経験していないので先に僕がトキナさんの体を洗うべきだろうか?

 そう思ったけど、トキナさんの考えは順番がどうとかいうレベルではなかった。


「いや……二人同時でよいじゃろう」


 その発想はなかった。

 やっぱりトキナさんは最高です!


 そうして、僕とトキナさんは向かい合ったままぎゅっと抱きしめ合った。

 顔と顔が近付いたのでもちろんキスもする。


 このキスもすごく久しぶりな気がする。


 トキナさんもそうだったようで、今日は特に長めでねっとりとしたキスのように感じた。

 僕とトキナさんの舌が絡み合って、顔が芯から熱くなってとろけそうになってしまう。


 そして、とろけそうなまま僕とトキナさんはエアーマットの上に横になって倒れ込んだ。

 そうして横になったまま互いに体を擦り寄せたり、互いの体をいじくり回したりする。

 ボディーソープの泡が泡々になってなんだかすごいことになってます。


 体の前同士をくっつけて互いの体を体で洗った後は、そのまま横になった状態のまま体の向きを変える。


 やはりシパちゃんの洗い方を知っているのは僕の方なので、先にトキナさんにうつぶせになってもらってその上に僕が乗る形でトキナさんの体を洗った。


 スク水の上から洗う感触も、裸で洗うのとはまた違った感触でこれも気持ちがいい。

 体を洗うという観点では色々間違っていると思うけどそんなことどうでもよくなるくらいに気持ちがいいです。

 そのまま、トキナさんの首筋から足の先まで丹念に僕の全身を使って洗いました。


 そうして、次は僕がうつぶせに寝てその上にトキナさんが乗る。

 トキナさんも同じように丹念に僕の体を洗ってくれた。


 うつぶせでくっつくだけではなく、僕の上にトキナさんがまたがるような形にもなる。

 その状態のまま手で洗ったり、またがった状態のまま動いて洗ったりもしてもらった。

 どちらもとても気持ちが良かった。


 大まかな動きは僕もトキナさんも同じはずなのだけど、トキナさんの動き方はやはり気持ち良さが違う気がする。

 僕も頑張っているつもりだけど、トキナさんにはまだ勝てる気がしない。


「いや……主もなかなかレベルが上がっておると思うぞ。外で色々な経験を積んだからじゃろう」


 トキナさんにそう言ってもらえるとすごく嬉しいです。僕も張りきってしまいます!


 そうして僕も一生懸命にトキナさんの体を綺麗にした。

 体の向きも色々と変える。

 互いに背中を向けたり前を向いたり。

 そのままでは足の方が洗えないので上下に向きを替えたりもした。


 そうやってたくさん動き回るのもすごく楽しかった。

 本当に楽しい。


 アロとお風呂に入るのも、瑛さんとお風呂に入るのも、シパちゃんとお風呂に入るのもどれも最高に気持ち良かった。


 でもあえてそれらとトキナさんとの違いを挙げるとするなら、それはこの楽しさにあると言えるだろう。


 アロやシパちゃんと洗いっこする時には我慢したり、瑛さんとの時には我慢できなかったりもしたけれど、トキナさんとの場合には初めから我慢する気がないですからね僕。


 最初から全力全開です!


 全てをさらけ出し全てを出しきって、そのさらに上を目指す感じです。

 僕がトキナさんに対する時は、目指す方向が初めから違うと言ってもいいでしょう。

 気持ち良さの頂点を目指してさらにその先にある何かを求める求道者のような気持ちです。


 そんな気持ちで色々体を入れ替えつつ、すごく楽しく互いの体を洗いあいました。

 もう我慢するとかしないとか、我慢できないとかそういう次元を超えたところで最高に気持ち良く、かつ楽しい時間を過ごしました。


『ふぅ……。自分の体で試すのははじめてじゃったが、やはりボディーソープというのは良い物じゃの。いい時代になったものじゃ』


 時代が進んで世の中色々と便利になったと思うけど、ボディーソープとか開発した人もすごく偉いと思います。


 そんな感じでボディーソープの素晴らしさは十分堪能できましたが、2人ともスク水を着ていたので体を洗うという点では不十分。

 なのでスク水を脱いで改めて互いに体を洗いあいました。


 シャンプーなども買っているのでトキナさんの髪も綺麗に洗います。

 トキナさんの黒くてすべすべな髪を触る感触もとても気持ちが良いものです。


「うむ。このシャンプーというのも良いものじゃな。髪にも良さそうじゃしの」


 トキナさんも気持ちが良さそうで何よりです。


 そうして、僕の髪もトキナさんに洗ってもらい、再びボディーソープをつけて今度はすっぽんぽんで互いに体を洗いあいます。


 もちろん僕は我慢をするのが不可能だった。

 むしろ我慢なんて初めから1ミリもしてなかったですけどね!

 自重せずに最高に気持ちのいい時間をトキナさんと過ごしました。


「主は普段猫をかぶりすぎではないのか? 瑛達と風呂に入る時もこれくらい激しくいけばよいものを」


 僕がここまで本気を出すと瑛さん達は多分ついていけないと思います。

 ちなみにトキナさんは本気の僕よりさらに上なので全く問題が起こりえない。

 むしろ僕がついていくのが大変だけど、そこは全身全霊で食らい付いていきたいと思います。


 そうして、僕は全てを出し尽くしてトキナさんと裸で体を洗い合いました。

 もちろんそれでもトキナさんの方が数段上だったので、洗い終わる頃には僕がくてっとなってしまった。


「久しぶりに最高に充実できたのじゃ。やはりお主の腕も上がっておるの。妾としてもとても嬉しいものじゃ」


 そう言ってもらえるのは嬉しいけれど、やはりトキナさんはすごかった。

 トキナさんは僕の右腕を動かすだけでもすごかったけど、やはり全身を100%使ったトキナさんのすごさはとてつもない。


 もう僕には表現する方法が分からないくらいに100%のトキナさんは最高に素晴らしかったです。



 トキナさんの100%を全身で受け止めて僕がくてっとなってしまったため、少し休んでから二人で湯船に浸かりました。

 湯船では何もエッチなことはしていません。


 僕が回復してないこともあるけれど、お湯の中で二人でただぎゅっと抱きしめ合うのもとても素敵なことなのです。


 湯船では、二人で向かい合って抱きしめ合い、互いに色々な場所にキスするだけにしておきました。

 気持ちいいのはもちろんだけど、それ以上にとても幸せな気持ちになれました。


 そうして、十分に湯船につかった後はまたエアーマットの上へと戻ります。

 エアーマットの上は湯船に入る前に水で綺麗にしていた。

 その上で風魔法で水気も綺麗に飛ばしている。


 エアーマットを買ったのは本当に正解だったと思います。


 この遺跡にはベッドもなかった。

 今まではテントの中で眠ったり、衣類を敷いたりかぶったりしていたけれど、やはり布団の柔らかさとは大分違う。


 それならベッドか布団を買うのが一番とも思うけど、このエアーマットは寝具としても十分に使えそうだった。

 何より柔らかいのでこの上で眠ればトキナさんの睡眠も今までより快適なものとなるはずだ。


 というわけで、エアーマットの寝具としての使い心地も試します。


 そのままなのもなんなので、上にタオルを敷きました。

 これも今日買っておいた物です。


 布団を買う選択肢を考えなかったわけじゃないけど、エアーマットにタオルを敷いて代用できるなら、荷物としてはこちらの方がかさばらなくて良かったと思う。


 エアーマットにタオルを敷いた後は、僕とトキナさんは再び着替えを行いました。


 次は体操着です。


 もちろんちゃんとブルマ付きで名前を書くところもしっかりとあります。

 きちんと2人で自分の名前を書きました。


「ところでこの5―1とか5―2はどういう意味なのじゃ?」


「5年1組と5年2組です! 特に意味はありません!」


 僕の説明はたいがいだけど、伝達回路は今もしっかり繋げたままなので僕の想いは伝わるはずだ。


「まあひらがなというのもなかなか可愛いしの。つまり可愛ければなんでもいいと言うわけじゃな!」


 その通りです!


 トキナさんはやはり聡明だ。

 僕の想いを素早く理解してくれた。


 なので、僕とトキナさんは次は体操着を着けて二人でイチャイチャしてみました。

 おみやげとして服も色々買ったので、その着心地を試すのも大事なことだ。


 他にも学生服とかナース服とか思い付くものは色々買ったのだけど、その全てを今日1日で試し尽くすことはできないだろう。

 僕とトキナさんにとって1日はとても短いものだった。



 だが僕達は、持ちうる全ての力を出し切って今日という日を楽しむことができたと思います。

 遺跡を出る前にもトキナさんと過ごす日々は充実していたけれど、今日はそれ以上に最高の1日を過ごしました。


 1日は短かったけど、とても濃密な時間を過ごせたはずだと思います。

 あ、ちなみにトキナさんはナース服も最高に似合っていました。


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