10 異世界人協会③
どうせ言葉が覚えられるならニムルス語よりもサラスタンの言葉を覚えたい。
僕は瑛さんにそう言おうとしていた。
実際にはトキナさんに止められたのでサ――以降は言っていない。
でも確かに今のはまずい。
トキナさんが怒るのも当然だ。
僕は本来サラスタンという国の名前すら知っていてはいけないのだ。
それがいきなりその国の言葉を覚えたいなどと言えば不審どころでは済まない。
確実に第三者の存在を悟られる。
少なくともカンの鋭い瑛さんなら気付くだろう。
僕が他の人間とすでに会っていて、その人物からサラスタンという国ついて聞いている。
その人物は日本語を話せるか、もしくは他の方法で僕と意志疎通ができていた。
そして僕はこれからサラスタンに行くのを目的にしている。
もしくは僕と関係のあった人物がサラスタンにいるかも知れない。
いや、僕と関係があった人物は少なくとも僕とコミュニケーションを取っている間は中央大密林の中にいた。
今でもその人物は中央大密林の中にいるかも知れない。
その程度のことは瑛さんならきっと気付く。
さらに言えば、瑛さんは換金アイテムの素材類の方にハズレがないのを不審がっていた気すらする。
完全に油断していた。
僕はただ異世界から召喚された人間とも違うのだ。
異世界から来たことについては、この世界では隠す必要がないと分かっている。
でもそれで僕が油断をしていい理由はなかったのだ。
僕はトキナさんの存在こそを細心の注意を払って隠さなくてはならなかったのに。
「印世君……、顔色悪いみたいだけど大丈夫?」
最悪の場合、瑛さんを口止めしないといけない。
口止めって……殺す? 瑛さんを?
親切にここまで僕を案内してくれた瑛さんを、僕が不注意で情報を漏らしたせいで殺すのか?
ありえない。
でも、そうしないと存在がバレてトキナさんに危険が及ぶとしたら?
――瑛さんを殺す。
そんな、今まで考えもしなかった言葉が頭をよぎった瞬間、僕は吐き気がしてその場に崩れ込んでしまった。
最悪だ。
怪しいことこの上ない。
トキナさんが止めてくれたおかげでサラスタンという単語は口にしてはいない。
ごまかせば十分間に合う。
まだ瑛さん殺す必要はないはずだ。
だから殺すって何だよ。
なんでそんな事になってるんだ。
僕は頭が混乱していた。
トキナさんのことを秘密にしないといけないとは思っていても、いざバレそうになった時どうなるかなんて考えてもいなかった。
そして今、いざそのような状態になって、僕は完全に狼狽していた。
……吐き気がする。
人を殺す。
それもここまで親切にしてくれた瑛さんを殺すという考えが頭をよぎっただけでもうダメだった。
普通にしなきゃいけないと頭では分かっているのに体がついていかない。
吐き気で僕はその場にしゃがみ込んでしまった。
「……どう見ても大丈夫じゃないね。一度医務室に行こう。1人で歩ける?」
言われるまま瑛さんに着いて行く。
僕は瑛さんを殺すなんてとんでもないことを考えてるのに、瑛さんはそんな僕を気遣ってくれている。
僕は自分が情けなくて、頭の中がぐちゃぐちゃで涙が出てきていた。
『――印世。おい、印世。妾の声がちゃんと聞こえておるか?』
トキナさんにも心配されてる。
本当に情けない。
『印世、よいか……良く聞け』
頭がぐちゃぐちゃでトキナさんの声も遠くに聞こえる。
『妾は……主に人を殺せなどとは言わぬ』
確かに、トキナさんはむやみに人を殺せとは言わないだろう。
それくらいは、1カ月近く一緒にいただけでも分かる。
でも状況がまずくなったら? もし最悪の状況になったら。
『最悪の場合は……妾のことは話してしまっても良い』
……えっ?
『妾の存在がバレても、必ず命を狙われるとは限らぬ。それに妾はそんなに弱くもない。仮に戦闘になれば、そのはずみで封印が解けることもあるやも知れぬ。そうなれば逃げることはたやすい。妾が遅れを取るようなことはない』
『じゃから……主は人を殺すことなど考えるな』
『お主が人命を尊重するのは、密林で遭難していた死者達に対する態度で分かる。じゃから、妾のために主が人を殺す必要はない。本来妾の命など、主がいなければとっくに飢え死にして無くなっておるところじゃ。妾とてそれに感謝する気持ちくらいはある。そんなお主に辛い思いをさせてまで生き延びようとも思わぬ』
衝撃だった。
トキナさんは今まで、トキナさんのことが誰かにバレてしまう事態について何も言ってはいなかった。
でもトキナさん自身は、そのような場面もきっと想定はしていたのだ。
初めから、最悪の時には自分の存在を話していいと考えていたのだろう。
僕に言わなかったのは、それで僕の気が緩んだりしないようにと思ってだ。
『主には本当に感謝しておる。じゃから……無理はするな。妾も主に本気で嫌なことをさせるつもりなどない』
トキナさんは、ちゃんと僕のことを考えてくれていたのだ。
そのトキナさんの言葉も、今も心配して声をかけてくれている瑛さんの言葉も暖かくて、僕は涙を止めることができなかった。
僕は情けない姿を晒したまま瑛さんに連れられ、異人会内の医務室へと入る。
そしてそのままベッドの上に寝かせられていた。
瑛さんは、僕を見てどう思っているだろう?
僕の行動があまりにひどすぎて、逆に疑われたりはしていない気もするけど。
でも情けない。
急に取り乱したりして、おかしな人だと思われているかも知れない。
僕はそう思っていた。
でもそれは間違いだった。
「やっぱり……印世君も普通の高校生だったんだね」
どこが普通なのかと思った。
こんな情けない高校生はそうはいないはずだ。
「君は、最初に私達と出会った時も取り乱したりはしなかった。普通なら、いきなりこんな異世界に飛ばされて、何も分からないままジャングルの中で暮らしていたのなら、初めて人に出会った時点で取り乱しても良かったはずなんだ」
そう言われるとそうかも知れない。
でも僕はその前にトキナさんと出会っていたのだから状況が違うのだけど。
「その後も、君は不安そうな顔一つ見せなかった。最初は強がってるのかとも思ったけど、見れば見るほどそうは見えないから君はどんな超人なんだって私は思ったくらいだよ。実際、戦闘能力で言えば君は超人と言っていいくらいに強かった」
「でも、君はまだ高校生なんだ。少し前まではただの学生だった君が、何の理由もなしにあんな奥地に飛ばされて、それでも君は頑張って生きて来たんだ」
「実際、君は強がってなどなかったかも知れない。何週間もあんな密林の中にいたんだ。もう強がることすら無意識になってたかも知れない。でも、君はまだ子供だ。それが1人でこんな世界に飛ばされたんだ。君は……もっと大人を頼っていい」
「君はどうして私がここまで着いてきたのか疑問に思っていたようだけど、私だって大人だ。戦闘能力で言えば私の力なんて君とは比べ物にならない。でもそんなことは関係ない。私は君についていてあげたかったんだ」
「何か出来ると思ったわけじゃない。でも、事務的にただ君を引き渡すんじゃなくて、ちゃんとここまで連れてきてあげたかった。あんな危険な場所に飛ばされて、それでも君は懸命に生きてきたんだ。そんな子に、大人が何かしてあげたいと思っても何も不思議なことじゃないだろう」
瑛さんは取りとめのない感じで、少しずつ、僕に語りかけてきた。
僕は今まで、瑛さんがここまでついてきた理由を疑問に思っていた。
でもそれは僕を怪しんでとか、そんなくだらない理由ではなかったのだ。
僕は、涙があふれるのを止めることができなかった。
「君は、やっぱり他の子とは違うんだろう。最初から、何か人に言えない秘密があるようには感じていた。それはいい。私はそんなことを根掘り葉掘り聞きたいなんて思わないし、だから今まで何も言わなかった」
「でもだからって、1人で何もかも抱える必要はないんだ。君が何を隠しているのかは知らない。それでも、誰にも頼っちゃいけない理由なんてないだろう。君が秘密を話せないなら、私がしてあげられることは少ないかも知れない。でもできることがあれば何でも言って私を頼ってほしい。君はまだ子供で、私は大人なんだ。私は君に頼ってほしくてここまでついてきたんだよ」
『…………ぐすっ』
なぜかトキナさんまで泣き始めていた。
『……そもそも妾も隙だらけじゃった。主に良いところを見せてやろうと思って高価な素材だけを持たせすぎてしまったし、魔力を測定する時だって妾の魔力を検知されてしもうた。そもそもが、瑛の力があれば初めに遭遇した時に遺跡におる妾の魔力を感じとっておっても不思議ですらなかったのじゃ』
『瑛は妾が思っていたよりももっとカンが良かった。最初から、怪しいことには気付いておったのじゃ。それでも何もしてこなかったのは、それこそ瑛が敵などではないからじゃ。瑛はきっと第三者の存在などとっくに気付いておる。初めに遺跡まで着いてこようとした時には、きっとすでに気付いておったのじゃ』
『その時から、あえて何も言わず、何もせず、妾がボロを出そうと気付かぬフリをしておったのじゃ』
『隙だらけじゃったのは妾の方じゃ。主の発言とて、サラスタンについて言わぬよう注意しておらなかった妾の不手際じゃ。そして何かにつけ瑛を疑い続けておったのも妾じゃ』
『瑛はいい女なのじゃ。主に迷惑しかかけておらぬ妾などより、ずっと主のことを考えておった。そんな瑛のことを妾は疑ってしかおらなかったのじゃ。妾は……妾はぁ――』
医務室のベッドの上で、僕もトキナさんも泣き続けていた。
もしかしたら、2人とも未開領域という危険地帯の中で、無意識のうちにストレスが溜まっていたのかも知れない。
それでなくても、僕達は周りに対して常に警戒しなくちゃいけなかった。
トキナさんの存在を隠す必要がある以上、周りは全部敵みたいなものだった。
だからトキナさんは、すぐ人を信用しようとはせず警戒していた。
そもそも現在のこの世界は、トキナさんにとっても異世界のような物だ。
さらに言えばトキナさんは封印される前、異世界から召喚された勇者に倒され、一度殺されかけているのだ。
遺跡でその話を聞いた時、トキナさんはなぜ自分が殺されずに封印されていたのか分からないと言っていた。
そして、トキナさんを殺しかけた勇者やその仲間だった勢力が作り上げたのが今のこの世界なのだ。
トキナさんにとっては、今のこの世界は自分の知らない世界というだけでなく、かつての敵が作り上げた世界なのだ。
つまりそれは、世界そのものが敵みたいな物だ。
僕のことは、伝達回路で数週間に渡って思考を読み続け、それでようやく信用できたくらいのはずだ。
基本的に全てが敵なのだ。
だから、トキナさんが瑛さんを信用できなかったのも全然仕方のないことだ。
でもだからこそ、トキナさんは今瑛さんのことを信じることができて、張りつめた糸が切れたように、涙が止まらないのだろう。
トキナさんの存在がどう扱われているのか分かるまで、僕もトキナさんもこの世界に対する警戒を緩めるわけにはいかない。
でもこの世界の人達は、決して全てが敵なんてことはない。
少なくとも、瑛さんは敵なんかじゃなかった。
『瑛はいい女なのじゃ。妾は瑛のことが好きじゃぁー!』
僕の頭の中に、トキナさんのむせび泣く声が響き続けていた。
僕ももうなんで泣いているのかも分からないけどとにかく泣き続けていた。
「この世界は決して君の敵なんかじゃない。少なくとも私は君の味方だ」
瑛さんまでがもらい泣きなのかなんなのか、目に涙を浮かべ始めていた。
この世界に飛ばされてから1カ月近く。
その間に溜まっていた何かを全て洗い流すかのように、僕はとにかく泣き続けていた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
僕は1時間くらい医務室の中で泣いていただろうか……。
途中からはもう何がなんだかよく分からなくなっていたけど、突然泣き出してしまってやはり恥ずかしい気持ちはあった。
でも瑛さんの話では、異人会について急に泣き出したりする人は、思いのほか多いということだった。
「だって考えてもみなよ。ここに連れられて来る人達は、みんな突然この世界に飛ばされてきた人達だ。そしてそれぞれに頑張って、色々あって異人会まで辿り着く。そこでひとまずの安全が確保されて、張りつめた糸が切れたように泣き出したりするのは別段珍しいことじゃないし、恥ずかしいことなんかでも全然ない」
「だから私は、これはひとつの産声みたいなものだと思ってる」
「ここに来るまでは、みんな何も分からないまま生きることだけを考えていたはずだ。でもこれからは気持ちを切り替えて、この異世界で、世界の一員として生きて行くことを考えなくちゃいけない」
「そのためにも、一度は泣いちゃうことが必要だと私は思うんだよ」
「だれがどう言い繕っても、この召喚が理不尽な物だってことに変わりはない。突然家族から切り離され、知ってる人すらいない場所に飛ばされて、それでも私達はこの世界で生きて行かなきゃならない。そりゃ誰だって、なんで自分がこんな目にとか、突然こんな目に遭わされてどうすればいいんだって不満はある」
「だからそんな不満は全部誰かにぶちまけて、一度全て吐き出してしまった方がいいんだ」
「そんなのを我慢して、ずっと心に溜め込み続けるなんてのは美徳でもなんでもない。理不尽な目に遭わされたのなら、泣いて、わめいて、自分はこんな辛い目に遭ったんだって誰かに分かってもらうのは、全然悪いことなんかじゃない」
僕が泣き続ける間中、瑛さんはそんなことを優しく語り続けてくれていた。
「地球から来た私達は、今でもこの世界より上の知識を持っていることも多い。だから生きていくだけなら、異人会がなくたって知識や経験を使って生きることもできる」
「でも、ここには同じ境遇で地球から飛ばされて来た人達がたくさんいる」
「一人一人違うところはあったとしても、互いに悩みを打ち明け合い、慰め合ったりすることができる。異世界人協会っていうのは、そういうことの為にこそある場所なんだ」
「とにかく一回、泣いて、わめいて、辛かったことは全部吐き出してしまえ。そして全部吐き終えたら、生まれ変わった気持ちで、これからの人生を前向きに、一生懸命に生きていくんだ」
「だから、これは産声なんだよ。生まれ変わって、改めてこの世界の人間の1人として生きていくために必要な、産声なんだ」
瑛さんはすごい人だと僕は思った。
誰もが瑛さんのようになれるわけではないだろう。
普通は、自分が生きて行くことだけで精いっぱいのはずだ。
こうやって他人を思いやれる瑛さんは、尊敬に値する人だと僕は思う。
『本当じゃぁ……。瑛は、本当にいい女なのじゃぁぁ』
ちなみにトキナさんのことはそれほど尊敬してはいない。
初めは年上の雰囲気を感じたし、能力的には僕より遥かに上だ。
魔力の使い方に関しては僕の師匠と言えるしそういう面では尊敬している。
でも最近は人としてどうなのかと思うことも多いし、時々……この人実は中身も中学生じゃないのかとすら思うこともある。
『それは失敬なのじゃぁぁ』
でも尊敬するかどうかと好きかどうかはまた別のものでもある。
トキナさんとは、僕は並んで歩いていきたいと思っている。
能力的にも、人としてももっと強くなって、そうしたら、トキナさんのことは僕が守ってあげられるようになりたい。
トキナさんに対する僕の気持は、まあそんな感じだ。
今のこの世界について知らないことが多いという点で言えば、条件的にもトキナさんは僕と似たような物だしね。
だからトキナさんとは上とか下とかじゃなくて、横に並んで一緒に歩いていきたいと思っている。
『……まぁ、そういう風に思ってもらうのも、嫌なわけではないのじゃが』
一度泣いてしまったせいか、トキナさんの感情も少し弱くなっている気がする。
そんなトキナさんも可愛い。
あまり尊敬してはいないけれど、トキナさんのことはもちろん大好きです。
『複雑な気分なのじゃ……』
こんなことを考えている内に、僕は気分がすっきりしてくるのを感じた。
やはり瑛さんの言っていたように、色々なストレスが無意識の内に溜まっていたのだと思う。
今はそういうのが抜けてきて、本当に、少し生まれ変わったような気持ちになっている。
頭もすっきりしてきた。
今なら冷静に物を考えられる気がする。
今まで僕は、トキナさんの封印を解くことだけを考えていた。
その僕に対して、情報を集めることが主目的だったトキナさんは、引き籠りなんじゃないかとすら思っていた。
まあそれは今でも少し思っているけど。
でも、情報が一番大切なことは分かった。
いつまでもトキナさんの存在を隠さなきゃいけない状態は良くない。
そのことに失敗して、誰かに迷惑をかけてしまうことなどは論外だ。
瑛さんは敵なんかじゃなかった。
でもだからこそ、僕の不注意なんかでトキナさんのことを漏らし、瑛さんに迷惑をかけるようなことはあってはいけない。
その確率を低くするためにも、トキナさんが今の世界でどういう立ち位置に置かれているかを知ることは重要なことだと思う。
『そうじゃの。理想としてはサラスタンで封印を解く目途が経つ前に、良くも悪くも妾がどういう存在として今の世で扱われておるのか分かっておるのが望ましい。仮にその結果が悪い物なら、封印術師へ頼む際のやり方も変わってくるし、封印を解いた後のことも考えねばなるまいしの』
トキナさんの言う通りだ。
封印を解けば全てが解決するわけじゃないのだから、封印を解いた後のことも見据えて今から行動していかなければならない。
『それに人との関わりを持った今、一直線にサラスタンへと向かうのも怪しさを感じさせてしまうやも知れぬしの』
それについてもその通りだ。
僕は封印を解くのを急ぐあまり、本来知っていてはいけないはずのサラスタンの名を口に出そうとしていた。
それだって、僕が改めてサラスタンについて学べば、口に出していけない言葉ですらなくなる。
情報を集めれば、トキナさんの封印を解く以外の目的で、サラスタンへと向かう理由を作ることも可能だろう。
やはり情報は大切なのだ。
それと、トキナさんの封印を解くことが最終的な目的でないこともはっきり分かった。
僕の最終的な生きる目標は、この世界でトキナさんと一緒に幸せな家庭生活を送ることである。
そのためにはただ封印を解けばいいわけじゃない。
トキナさんが安心してこの世界で暮らせることを確認するのが第一だし、もしそうでないなら、そう出来るように頑張るのが僕のこれからの生き方だ。
だいぶ考えがまとまって、道が見えて来た気がする。
『………………』
僕の人生の最終目標に対して、トキナさんが何か言いたいことがあるような気もしたけどそれは無視します。
うん、涙も止まって頭もすっきりしたし、心もずいぶん軽くなった気がする。
異人会に来ていきなり醜態をさらしてしまったけど、瑛さんが言うようにやはりこれは必要なことだったのだろう。
僕は生まれ変わったような気持ちで、この世界の人間の1人として生きて行くことを決意するのであった。




