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episode1. 出会いと日々

皆さん、初めまして。豆っ子です。

趣味で小説を書いているのですが、沢山の方の目につきたいという気持ちから投稿してみることにしました。

このお話は私が高校生の頃に書いたお話です。実体験や気持ちも含めつつ、私が想像していた理想の日々を描いています。

まだ1話目は惹かれるシーンまでお伝えできませんでしたが、2話目からきっと誰かに刺さるお話であることを信じています。

ぜひ沢山の方のお目にかかれることを楽しみにしています。

午前10時。外で響く車の通過音と寒さで目が覚めた。外はもう明るくて、周りを見渡せばお酒の空き缶やお菓子のゴミ、まだ眠っている友人。何も敷かずに寝たせいか体が少し痛む。風邪を引かないよう眠っている友人にタオルケットや毛布を被せ、私は静かに周りのゴミを片付け始めたー。

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あの日、私は夜道を歩きながらこれからのことを考えていた。周りの人は優しくしてくれるし、愛してくれる。それでも私の居場所はない気がした。家族とは仲が悪い訳ではない。友人だっている。それでも何か違うと違和感を感じる毎日。得体のしれない違和感に疑問を抱きながら、これからどうしようか、やりたい事も夢もない私にこんな世界で生きていけるのだろうかと、そんな事を考えているときに彼らと出会った。

自販機の近くに女の子1人、男の子3人の4人が群がっていた。歳はそんなに離れていないように見える。時間帯は深夜の1時。ヤンキーや不良と呼ばれる人間なのだろうか。あまり関わりたくなくて足早に通り過ぎようとすれば、ねえ、と声をかけられた。無視をして喧嘩を吹っ掛けられても困るので一応答えた。

「なんですか?」

「こんな時間に出歩くと危ないよ。警察だっているし」

そう言う彼女に言える立場だろうかと心の中で言う。

「いつも出てるから」

そう答えると顔を見合せる4人。女の子がまたこちらを見る。

「私たちと一緒にどう?」

特にすることもなく、根拠はなくても警戒する必要を感じなかったからだろうか。そう言われた私は少し考えたあとその4人と話すことにした。

女の子の隣に座らせられれば途端に始まる質問攻め。一つ一つに答えるとその中の一人が、やっぱり俺たちと同じ部類だったじゃん、と言う。

髪の内側を灰色に染め、しっかりメイクをしている女の子は私の1つ上で高校2年生になるらしい。名前は杉崎 茜。私がこれから通う定時制の学校に通い、昼はアルバイトをしているらしい。家庭内や友人関係は少し複雑らしく、いろいろと大変そうだ。大人しめでガタイもしっかりしている志賀美 諒は私と同じ高1。この子も定時制に通うらしい。母親は仕事人間で海外へ、父親は幼い頃に離婚していて一人暮らしをしているようだ。母親の頑張りのおかげでお金には困っておらず、不便なく暮らせているのだと言う。軽くパーマがかかった金髪の優しい顔立ちの足立 優は高3。兄が相当頭のいい人のようで、優も成績優秀なのだが親に兄と比べられているのだそう。この中で唯一全日制の高校に通っているらしい。そして、優と同じ高3で茶髪のキリッとした三白眼の中山 春翔は、他3人も普段は何をしているのかよく分からないらしい。本人曰くアルバイトを掛け持ちしているらしいのだが、呼べばいつでも来ると優が言う。学校は茜と同じ定時制に通っているらしい。父親がDVや虐待、ギャンブルやアルコール、たばこ依存症と酷いようだ。

こんな風に少し話して警戒心を持たなくなった私は、その日からいつも退屈だった夜を彼らと過ごすことになった。

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「んー…」

小さくうなり声を上げて起きたのは茜。軽く伸びをして体を起こした茜と目が合う。

「おはよう」

「おはよ」

まだ眠そうな目と声で挨拶を返し、乱れた髪をかきあげた。

「朝、何食べる?」

「何かあったっけ」

そんな会話をしている間に起きたのは優。体を起こしたものの座りながらまだうとうとしている。小動物のようで可愛い。茜が立ち上がり、冷蔵庫を開ける。毎日のように来る諒の家は、もう私たちの家のようでもあった。

「何もない」

「じゃあ、何か買ってこよっか」

寒い外に体を縮こめながら私と茜と、まだ眠そうな優と出る。近くのコンビニに行き、それぞれが好きなものを買う。

「ゴミの片付けとかありがとね」

「そこまで散らかってなかったし大丈夫」

そんな会話をしながら帰り、空気が冷たい外から家の中に入ると少しずつ体が温まっていく。部屋に行くと寝ていた2人も起きていたようだ。眠そうな目を擦りながら、おかえり、と春翔。ただいま、と返して、それぞれテーブルの周りに座り、買ってきたものを広げてマイペースに食べ始める。こんな生活が始まってもう5ヶ月程は経っていた。この4人といると気が楽で、今まで毎日のように感じていた負の感情も、みんなといる時は感じないでいられた。

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「あー、明日からまた学校か」

茜がため息をつく。

「お前らちゃんと行けよ?」

「春翔こそ行けよ?」

自分のことを棚に上げる春翔に優は眉を下げる。

「諒は来ないの?」

「行かない。面倒くさいし」

「こら。お前もちゃんと行けよ。進級できなくなるぞ」

春翔に続き、諒にも注意する母親のような優にクスリと笑う。

「明日のことを考えて今日は早めに解散しよう」

そうまとめる優の言葉に頷き、その日は少し話してから早めに解散した。

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