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エピローグ









アルータ国か攻めてきてから半年が立とうとしていた。

魔王軍の訓練所ではいつも通りの剣の音が響わたる。




「あははは、まだまだですね」

「おい!誰だよあの悪魔連れてきたやつ!」

「腕が鈍るって勝手に来たんだって!」

「前より悪魔化が進んでないか!?薄ら笑いだったのが声に出して笑っているぞ!!!」



以前の様に訓練に参加し全軍を相手に戦うシンラ。



「いやぁ、今までは力を隠していたので全力が出せなく消化不良でモヤモヤしていましたがもう隠すものもないので安心です。」

「えっ!今までの手抜きだったのか!!?」

「なのにあの強さ!?」

「これからは全力って……俺ら本当に死ぬんじゃねーの!!?」



地獄とはまさにこれの事かと言うような場面が繰り広げられていた。



「……あいつ本当は魔王の生まれ変わりなんじゃないのか」

「どっちが魔王か分からないですね」

「補佐官くんの強さは影の組織にあったんだねー」



魔王と団長、副団長が並んでその様子を見る。

部下が可哀想と思いつつもこちらに回ってきても困ると思い黙る魔王。




「魔王様」

「何だ?」

「魔王様はいつからシンラ殿がスパイだと?」

「あー、実はシンラが初めてこの城に来た時から…だな」

「そんな最初からだったんですか!?」

「あぁ、俺も何故人間が来たのか不思議だったから聞いてみたらあっさり喋った」

「なんですかそれ」

「どっちにしてもお話しする予定だったのでそれが早いか遅いかの問題です」

「シンラ殿」



一息ついたのかこちらに寄ってきたが、汗ひとつかいてないシンラの後ろに魔族の屍がたくさんなのは見なかったことにしましょう。



「後で知るより先にお話しといた方が対策がとれるかと思いますして」

「面談の際にアルータ国の腐ったものを排除しますと言われた時の俺の気持ちにもなれ」

「ただどの様にして攻めてくるのかは分かりませんでしたので万が一を考えて魔王様に刃物を向ける許可を取っていました。」

「あれは本気だったがな」

「あはは!補佐官くんはほんと面白いよね!」

「恐れ入ります。」

「まぁ、これであの国もまともになるだろう。新しい王は優秀だ」

「はい、当初は滅ぼす予定でしたが現国王陛下ならばよい国になると思います。」

穏やかな顔をするシンラ

「…お前が言うと現実になりそうで恐いな」




「さぁ。では魔王様休憩はお終いです。仕事に戻りますよ」

「うぐっ…」

「きっと今頃机の上が書類で凄いことになっていますね」




とぼとぼと歩く魔王の後ろを颯爽と歩く。



その空は雲ひとつなく綺麗な青色であった。






これにて完結になります。

初めて書いたので自分の文章力のなさに悲しくなりましたが少しづつ直して行けたらと思います。

最後まで見て頂きありがとうございました!

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