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私、猫。  作者: まるいち
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兄曰く

「ふふ、やっとこっち見た。ね?兄さん、可愛いでしょ?」


「空腹が満たされたようでよかったな。」


「はい!兄さん」


会話が噛み合っていない二人の美形に見つめられて照れてしまう。


どうやらもう一人は金髪男の兄のようだった。

黒髪に濃藍色の瞳だ。深い深い青色の瞳が本当に綺麗。


じーーーっと兄の方を見つめてしまった。

そして兄もまた私をじーーーっと見つめている。


「お前、何者だ?」


えっ?私、猫じゃないの?

急な兄からの質問に混乱してしまう。聞かれている意味がわからず首を傾げる。


「お前、猫じゃないだろう?」


そうなの?ついさっき、自分は猫なんだと納得したばかりなんだけど。


「おい」

「なによ?」

、、、えっ?今声出た?


びっくりした私に二人がキョトンとした顔を向けてくる。似てる。


うん、たしかに喋れる猫は猫じゃないわね。兄の言う通りだ。


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