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Disfear Bullet  作者: たる。
epilogue
41/41

page40 贖罪

 終わりは刻々と近づいている。それは酷く不本意なもので、何度も自分の選択を呪った。……あの時、この魂を拾ったりしなければ、と。

「まあ、仕方ないわよね」

 けれど今では、そこまで悲観することはなかった。……支えてくれる相手が現れたからだろうか。

「……だからこれは、あくまでティアの心なわけで……」

 不意に浮かんだ考えに、彼女は言い訳をする。

 しかし一方で、もうここまで来たら、これはもはや独立した自分の感情なのではないかとも思う。

 いずれにせよ、運命は変わらない。どちらかが降参することでも無い限り、魂はせめぎあい、弾けてしまう。

「全く、アナタも思いの外強情ね……」

 胸に手を当てる。少女が答えることはない。あくまで彼女は、眠ったままだ。

 フィアは一つ溜息を吐く。それなら、全て終わるまでとことん付き合ってやろう、と。

「……これがワタシの姿。これがワタシの運命。これがワタシの選んだ道」

 いつかのように呟く。それはかつて、諦観による自己暗示のための呪詛だった。諦めて、「ティア」になってしまおうとしていた。それは言うなれば、魂の自害。

 けれど今は違う。

 安易に死することはせず、然るべき終わりに向かうまでの終身刑。愚かな選択をしたが故にこのような運命に囚われてしまった、自分への戒めだ。そして。

「どこを見ている! 来るぞ!」

「わかっているわよ。大きな声を出さないで」

 背中から聞こえる声に答えながら、鎌を構える。自分と同じ存在ドレッドが、闇の中から迫ってきていた。

「これがワタシの姿。これがワタシの運命。これがワタシの選んだ道……」

 もう一度呟き、握る手に力を込める。

 ――そしてこれは、彼女とともにこの道を進むための……覚悟だ。



 随分と長くかかってしまいましたが、『Disfear Bullet』はここで完結となります。ここまで読んでくださった方のご期待に添える内容だったかは非常に不安ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 いやはや、とにかく反省点だらけです。書き始めた時に戻って自分をぶん殴ってやりたいですね。お前は小説を舐めているのかと。

 まず、執筆するにあたって基礎資料が穴だらけ。書いている間に次々と欠陥が発覚。何度ここまで挫折しかけたことか……。

 更新の間が開きすぎたのも問題ですね。継続して読んでいただいていた方には非常に申し訳ない更新ペースとなってしまいました。文体なんかも間が開きすぎてコロコロ変わりますしね。いやはやなんとも。

 他にもありますが、言い訳がましいので胸の内に閉まっておこうと思います。そしてその反省を含めた今回の経験を糧に次へ向かおうと思います。

 また長編を書く予定です。何時になるかはわかりませんが、今度はしっかりと基礎を固め、更新頻度をキープしていけるように頑張ります……。

 では、最後まで読んでいただいた皆様に改めて感謝を。

 また別の作品でお会いできることを祈りつつ、あとがきとさせて頂きます。

 それではまた。

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