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異世界召喚戦記 ~チートな治癒魔法陣で異世界を生きてゆく~  作者: クー
第7章 ロムニア国 建国編 城塞都市スタンツァ・ガリア
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第3話 ロムニア国 建国 3


異世界召喚 117日目


イシュ王都を出発し、20日目





「微かに、いい匂いがするね」


1時間近く3人でお風呂を楽しみ、体に溜まっていて嫌な疲れが抜けたような気がした。

本館の部屋に戻ると、部屋の中は微かないい匂いが漂っていた。


「博影様、テュルク族に伝わる癒しの葉の香りです、いかがですか?」


いまだ皮鎧を外さないブレダが、博影の居室に癒しの効果がある香りを敷き詰めていてくれたようだ。

ベッド横の机の上には皿が乗っており、どうやら乾燥させた植物の葉の下に焼いた石を置き、くすぶらせて匂いを引き出しているようだ。


すぅーっと、軽くひと呼吸し匂いを肺へ入れた。


「いいね。強くなく、それでいて、森の中の匂いに似た感じがする。よく眠れそうだ」


ブレダに近づき、博影より背の高いブレダの頭をなぜた。


「ブレダありがとう、すごく癒されるよ。それに護衛もありがとう、今、お風呂が沸いているからティラと入ってくるといいよ」


「ありがとうございます。ただ、こういった城のお風呂には入ったことがなく…テュルク族は、水浴びか…あちこちに湯が沸きだしている癒しの川があるので、そこで浴びたりしているので…」


「ブレラ、私が案内しよう。使い方も教えよう、博影、又入ってくる」


1時間ほど入浴したのだが、シスは本当にお風呂好きになった。満面の笑みでブレラをせかせ、お風呂へ急いで行った。



ドサッ


ベッドに横になった。窓からわずかに入ってくる風が心地いい、貴族・騎士エリアの様子や、町の様子など見てまわりたいし…


港町ガリアの事なども、聞いておかなければならない…

することは多いが…

みんなに任せ、このまま眠りにつくことにする。



…博影様……博影様…


名前を呼ばれゆっくりベッドから起き上がると…ベッド左横にルーナが腰かけていた。


「おはようございます。と言っても、夕方ですけど」


ルーナが、にこにこと笑う。

ベッドに腰かける、部屋にはチェルとシスティナがおり、2人とも、それぞれ狼を櫛でブラッシングしていた。

どうやら、チェルがお風呂に入るついでに、狼2頭も水浴びさせたのだろう。

かなり気持ちがよいのか、その獣の目も緩んでいるように見えた。


しかし、かなり疲れがたまっていたのか…

すこしほっとしたのか、部屋でチェルたちが動いていても気づかず寝ていたようだ。


軽装に着替え、部屋でしばらくゆっくりしていると…ダペス家の騎士が入ってきた。


「博影様、カローイ様よりチャウ伯爵の身柄の扱いについて意見があれば…とのことです。伯爵は、というか伯爵のみ現在、城の地下牢で拘束しています」


システィナが、騎士へ水の入ったコップを渡した。


「ん、やはり普通は…責任者は牢に入れておくべきだろうな…」


騎士は、一口水を飲み。


「いや、普通は公開処刑していると思いますよ」


と、博影を見て笑う。この騎士は、カローイの親衛隊10人の騎士の一人で、博影とは、ギュラー砦や公都ルピアで供に戦った騎士、お互い立場は違うが、生死を共にした仲…

互いに気安さが生まれている。


「そうか…」


「わかっていますよ、降伏した相手を殺したくはないのでしょう。カローイ様も、博影様の影響か、公開処刑は考えていないようですので」


「すまない…ところでチャウ伯爵に家族は?」


「夫人と、子供が2人いるようです。

この本館の横の別館で生活していたようですので、そのまま別館から出ないように指示しています。

チャウ伯爵を牢から出し、家族の待つ別館で幽閉しますか?」


「そんなことが出来るのか?」


「いえ、普通は出来ないでしょう。今まで、そのような戦後処理が行われた話は聞いたことがありません。

が…私たちにとって、この戦は、博影様の進む方向へ進むと決めた戦ですので、博影様の価値観で、考えで進めてよいと思います」


騎士は、博影の目を見る…博影は、僅かに頷き


「頼む」


「わかりました、それで進めます。

伯爵には、下手に動かなければ家族の身の安全は保障する…と、伝えます。では、失礼します」


「ありがとう、よろしく頼む」


騎士は、博影やシス達部屋の物に軽く挨拶をし部屋から出て行った。


家族とともに、別館で幽閉…という案は、カローイの考えだったのか、騎士の考えだったのかわからないが…

どちらにしても、博影なら…と察して動いてくれたのだろう。

人口2万人以上のこの城塞都市が降伏したのだから、様々な問題や処理しなければならないことがある。

イムーレ王子やカローイは、出来る限り博影の価値観に沿って動いていた。



…グゥゥ~…


いつのまにか、博影の足元に座っていたチェルが、おなかを鳴らし、博影を見上げた。


「チェル、腹減ったな」


「…ヘッタ…」


そろそろ炊事場で、夕食の準備が始まるころだろう。

術袋から干し肉を出し、チェルと狼2頭へ与えると、1階の炊事場へ行き、術袋からシカ2頭と、うさぎ20羽を出し調理をお願いした。

これだけあれば、自分たちの分だけでなく、幽閉されている者達や女中達の分まであるだろう。



夕刻7時、本館1階の食堂にてみなで食事をとる。


特に騒ぎは起きていないようだが、イムーレ王子やカローイ達はやることが山積みのようで、20分ほどで席をたった。

王子の親衛隊の騎士達や、ダペス家の親衛隊たちも交代で食事に来るが、やはり、急ぎ食べ…慌ただしく出て行った。


のんびりしている自分が、かなり申し訳ない気持ちになるが


…これは、この世界の者達、私たちの仕事ですよ…


と、博影の気持ちを察したダペス家の騎士達に笑いながら諭された。

博影達は、食事は終わったが入れ替わり騎士達が食事に来るので、ワインを軽く飲みながら、食事に来た騎士達にねぎらいの言葉をかけつつ、町の様子などを聞く。


貴族・騎士エリアでは特別何もなく、市民街では、若干いざこざがあったようだが、イリオス教会やペシエ達がすぐに収めたようだ。


夕刻8時半…ウルディ達が食堂に現れた。


「博影様、遅れて申し訳ない…」


というと、食事の挨拶を述べウルディ、クーノィ、ウーノィの3人は食事を始めた。

3人とも身長2mを越し、筋肉隆々の体つきである、食事も豪快だった。


「お前たちは、食べたのか?」


クーノィが、ティラ、ブレダへ肉を頬張りながらたずねる。


「あぁ、先に食った、今はこいつさ」


ティラは、ワインの入った木のコップを少し持ち上げた。


「黒山羊の乳酒に比べれば薄すぎるが、慣れれば、なかなか飲みやすくてうまいぞ」


女中が、クーノィ達へワインが注がれた木のコップを持ってくる。


「2人とも、たしなむ程度にしておけよ」


ウルディが2人へ釘をさすが…


…わかっているさ…


と言いながら、2人とも一口味を確かめると、一息に飲み干し、2杯目にうつる。


「族長ウルディ、あなた方が来てくれたおかげで、この戦勝てた。本当にありがとう」


博影は、深々と頭を下げた。同じテーブルについている、システィナやルーナも同じく…


「いやいや、頭を上げてもらいたい。

部族の命の恩人である博影様に、礼を言われるのは悪い気は致しませんがな、我々はただ、お役に立てればうれしいのです」


族長ウルディは、さも当然といった感じで軽く流す。


「さきほど、援軍の100名が着きました。

そのまま、カローイ殿が手配してくれた市街の宿に泊まらせました。

今夜は、ゆっくりとさせ明日より、外壁・正門の警備や城外の警備につかせます」


族長ウルディも、ワインを少しづつ飲みながら食事をすすめる。


「それと、会議でも申しましたが…」


ウルディは、一旦食事の手を止める。すると、クーノィ、ウーノィも食事の手を止め博影を見る。


「我ら、テュルク族は博影様とともに進みます。どうか、我々を博影様の元へ加えていただきたい」


「族長ウルディ…申し出は、大変ありがたいが…なぜ、そこまで協力してくれるのだ」


博影もワインの入ったコップを傍らに置き…右手で口元を覆いながら話す。博影は、前世界から仕事中…


自分の気持ちを悟られたくないときに、右手で口元を隠しながら話す癖があった。


クーノィ達、4兄弟が部族の代表として戦に協力してくれるならまだわかる…が、そうではなく部族をあげて戦に協力すると…又それ以上に博影と供に進む…


とまで、族長が言ってくれる。

モスコーフ帝国が、テュルク族の敵だというなら…戦をしているというなら、まだわかるが、テュルク族は、帝国と戦はしていない。


「そうですな…

我らテュルク族は、コロリ病にかかった者が出…瞬く間に、広がり手の施しようがなかった。

コロリ病…噂は、先祖より聞いていたが、まさかこのような病気とは…

手の施しようがなく…部族の全滅を避けるため、病にかかった者をゴルジ湖畔に集め…病にかかった親を…妻を…子を…見捨てて、逃げねばならなかった…

まだ、生きている者を…おいて立ち去らねばならなかった…

そんな、我らを博影様は、救ってくださった。

わが身も、コロリ病にかかるかもしれないというのに…」


クーノィ達、4兄弟は時折、伏目がちになりながら静かに聞いている。

4兄弟は、必死に治療できる者を…治療の方法を探していた…


そして、自らもコロリ病に倒れた…


自分たちがコロリ病に倒れるということは…部族の者達が、助かる術がなくなる…ということだ。

動けなくなくなった時の無念は…言葉に表せるものではなかった。


「博影様は、我々300名の命を救っただけでなく、見捨てなければならなかった、家族の者達の気持ちをも救っていただいた。

あのまま、見捨てられた者達が死んだなら…見捨てねばならなかった者達も、一生、その思いを忘れずに生きていかねばならなかったでしょう」


「…その思い、感じれると思う。しかし、いくら命を助けられたからと言って、戦に参加すれば、せっかく助かった命がついえてしまうかもしれない。

命を助けられたからと言って、命をかけるのは…理解できないのだが…」


「博影様、たしかに言われる通り」


ウルディは、一旦言葉を止め…水を一口飲み、再び話し出す。


「人はいずれ死ぬ、人だけではない…この世に生けるものはいずれ死ぬ。寿命に差はあれども、死は…平等です。

人も、動物も、魔物でさえもいずれ死ぬ。

そして、人には言葉がある、思いがある…子孫に伝わっていく。だから、動物と違う…

いや、よほどの偉人でない限り、私の事を、覚えていてくれるのは…孫か、ひ孫か…

結局、言葉があっても、思いがあっても死ねば、同じでしょう。

ただ、命がつながっていくだけ…」


ウルディは、ゆっくり席を立った。


「さすれば、この生を受けている間…

短くも、長いとも言えるこの間…

長く生きたいと思う者は、長く生きるように努力をし…

財産を増やしたいと思う者は、商売を頑張り…

何か、成したいと思う者…楽しく生きたいと思う者…

人それぞれ、考えが異なる」


ウルディは、ゆっくりテーブルを回る。


「そして私は、絶望の底で、神への祈りも捨てた底で、ただ、死を待つ底で…

……

あなた様に出会い、希望を見た。

……

博影様、あなたは人が良すぎる。

今回の戦のように…

出来る事、出来ない事を考えず飛び込んでいく。

私はただ、自分の生ある限り、そんな、博影様の手助けをしたいと心に決めた。

私に出来ることは、戦うことだ。

あなたの剣となり、鉾となり戦う。

もし、敵の剣に倒れたとしても、博影様と進めなくなることは、つらいが、死することに後悔はない」


ウルディは、博影の横に立った。

いつの間にか、ウルディの後ろには、クーノィ、ウーノィ、ティラ、ブレダが立っている。

そして、5人とも博影の前で片膝をつき、右の拳を自らの心の臓に当て…


「我らは、命をかけ、博影様と進みます」


5人は、じっと頭を下げたまま博影の言葉を待った。


博影は…ひと呼吸おいた後、ウルディの前に同じくひざまずく。


「みな、顔をあげてほしい。自分も、これから成そうとすること、考えている事は一人ではできない。

多くの人の助けが必要だ。

族長ウルディ、クーノィ、ウーノィ、ティラ、ブレダ…こちらこそ、よろしく頼む」


一人一人と、硬く手を握り合った後、再びテーブルに戻り食事を続ける。


「ウルディ、私がテュルク族へ何か出来ることはないか? このままだと、ちょっと心苦しいのだが…」


博影は、苦笑いしながらウルディに尋ねた。


「今のところ特にありませんが…一つお願いがあります。博影様にしか出来ない事が…」


ウルディは、若干口元をほころばせる。その様子が、すこし気になったが…


「私に出来る事なら何でもする、言ってくれ」


その言葉を聞き、クーノィ、ウーノィが少し笑い、なぜか、ブレダが背中を丸めうつむいた。

どうやら、彼らはウルディが博影にお願いすることがわかっているらしい。


「では、ブレダを博影様の嫁にしてください…」


「えーーっっ」


思わずルーナが声を発し、すぐに、口を両手でふさぐ。


「族長ウルディ、ブレダを私の…嫁に…ですか…?」


まじめな話から、いきなり嫁の話になり、博影も頭がついていっていない…


「嫁にです…ブレダの事お嫌いですか? ブレダは、器量もよいし、腕も立つ、護衛も出来ますし、戦働きも出来ますぞ。

尻もでかいですから、バンバン子も作れます」


「親父、黙れ、そんなに尻はでかくない!」


小さくなっていたブレダが、思わずウルディに全力でコップを投げつけた。

が…ウルディは、なんなく右手で受け止める。


「なんだ、ブレダ。バンバン子は作れないのか?」


「いや…その…」


「そうか、博影様は好みではなかったか」


「そんなことはない!」


思わず席を立ち、ウルディに反論したが、恥ずかしさのあまり、すぐに座り背を丸め…博影の顔をチラチラ見ていると…


「親父、ブレダはまだ男を知らない、バンバンは、作れないだろう。子供もすぐにはつくれまい、なぁブレダ」


クーノィは、妹に助け舟を出したのか、からかっているのかわからない。


「兄者、子はすぐ作れる。その…博影様が、頑張ってくれたら…」


ブレダは、その体に似合わず小さくなり耳まで真っ赤になっている。


「博影様は、もう嫁はおりましたかな?」


ウルディは、もはや上機嫌でワインを飲みだした。


「いや、結婚はしていないが…」


と、歯切れが悪く答えていると…


「ん、んんっ!」


システィナが、博影の目を…横目でにらみながら、強く咳ばらいをする。

そして、空気の読めないルーナは思わず…


「博影様!」


と、若干目を潤ませながら見つめてくる。


「いや、その…実は、システィナとルーナは、私の恋人なのです」


博影も、困ったような、恥ずかしいような、戸惑った顔でウルディに説明する。


「あぁ、そうでしたか。たしかに、お二人とも器量がよく腕も立つ、伴侶としてよいですね。

では、ブレダは第三夫人ということで良いですな。

もちろん、第四でも第五でも構いませんぞ、ただ、ブレダとバンバン子をつくってもらえれば!

バンバン!」


ウルディは、あえてシスティナとルーナを見て笑いながらワインを飲んだ。


「いや、しかし、ブレダの気持ちと言うものもあるし…」


よりによって、そこへもっていくかこの優柔不断…と、システィナは思った。

そんなことを聞けば…


「ブレダ、どうなのだ、ん?

皆に聞こえるように言わないと、システィナ殿も…いや、第一夫人も、第二夫人も納得しないぞ」


もはや、ウルディはこの話を酒のつまみにしているようだ。


ルーナは思う…私が、第二夫人ってこと??

えっ、シスより私の方が博影様と早く出会ったのに!

ルーナの頭の中は、違う方向を気にしているようだった。


「親父いい加減に…」


と言いかけて、ティラに脇腹をつつかれ


「なに、ティラ!」


と、食って掛かると


「ほら、今はそんなこと気にしている場合じゃない。この場で決めておかないと、こんな機会ないよ」


と、ティラはブレダに言うと、両手でブレダの顔を無理やり博影へ向けた。


「えっ…その…あの…博影様の事…

あの…好きです。がさつ者ですが、子供バンバン作れますから、お傍においてください」


「ブレダ、そこはがさつ者ではなく、ふつつか者ですが…でしょ」


ティラに、頭をはたかれ又、ブレダは縮こまった。


「うむ、よく言ったブレダ! バンバン作れ!」


ウルディは、ますます上機嫌だ。


「ちっ、しょうがねーなぁ。オヤジ、今夜は俺ら二人で城壁、正門の警備は仕切るから、このまま、飲んでていいぞ。

ウーノィ、そろそろ行くぞ。

博影様、では警備の任についてきます。

親父を頼みます、今夜はこの本館で寝かせてください」


クーノィは、博影へ頭を下げるとウーノィを連れ食堂から退出する。


「ところで、ウルディ殿。

ブレダを博影の嫁にと言うことは、テュルク族に博影の血を混ぜたいということですか」


システィナの問いに、


…もちろん…


と、ウルディは頷いた。


「テュルク族は、クーノィがいずれ族長となる。

ブレダと、博影様に子が数人出来たなら、一人は、新しく氏族をつくり任せたいとも考えている」


「うむ、もっともな考えだ。そして、私もルーナも博影の子が欲しい、我らも、家の再興を考えている。

そこで…やはり、こういうことは順番が大切だ。

我々がまだ、結婚の議を済ませていないのに、ブレダが先にするのはどうかと思うが…」


ルーナも、傍らで大きくうなずく。


「ふむ、わかった。3人は、これから長い付き合いになるのだから、自分らの事だけ考えてはいけない。

では、ブレダは博影殿の護衛と恋人ということで傍らにおかせてもらおう」


…いや、おかせてもらおう…


って、俺の気持ち聞いてないでしょ…と、博影は思うが…この場で、ブレダを拒否できるわけがない。


「まぁ、まだ出会ったばかりだし、私の家族、義理の娘沙耶にも会っていないし、先の事はこれから考えるとして、ブレダには、私に付き添ってもらいながら考えてもらうということで

どうですか?」


博影なりの、ぎりぎりの折半だったが…


システィナと、ルーナは深いため息をつきながら


…ブレダ、よろしく…


と、ワインの入ったコップをブレダのコップに合わせ祝福し、一気に飲み干した。



そして、その場はテュルク族の事や、博影がこの世界に来てからの事など、様々なことを語り合い、かなりワインがすすんだところで就寝することになった。




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