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魔法の本  作者: 尾岡れき
1/10

#1

 焦りが相乗効果で追い打ちをかける。

 時間がないのだ。

  ここまで来て、だ。なんとか極秘で持ち出したコレがを隠さないといけないが、勝手が違う場所では焦燥感ばかりが溢れてく る。無事に依頼をこなせば、大金だ。失敗しなくても、当局を介して保護してくれると依頼人は言った。普通なら眉唾な話だ が、依頼人が依頼人なだけに欲の方が勝った。手堅い仕事だ。世の中には黒やグレーはいくらでも転がっている。

 それは自分自身に言い聞かせた事だ。納得させて、行動に移す。 問題はどこに隠すか。

 確かに。依頼人の提案通り、ここなら怪しまれずに済むとは思う。ここに、まして他国の重要文書を、しかも島国日本のソレ があるなんて誰が予想する?

  だがその一方で、ここは不特定多数多数が利用する公共施設だ。リスクは高い。

 考えろ。考えろ。時間がない。

 システムの閉鎖も長くはもたない。証拠は残さない。それが大前提だ。今なら----------今なら、まだ誰も疑念には思わない。辺 境のシステムの一部に不具合があった、それだけだ。保険の為のレプリカログ(偽造記録)に差し替えた。痕跡は残らない。

  外堀は埋めてある。 あとは・・・・。唾液を飲み込む。時間が少ない-----------


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