表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/144

七十四話

「戦えるようになってるでごわすな。晃穂」

どうにか立ち上がった望乃里。着実にダメージ与えてるぞ。いい感じだ!

「このまま行くであります!修羅覇王靠華山!!」

晃穂は素早く踏み込み、三連続の技を出した。

まず、蹴りを繰り出し、次に肘撃、さらに必殺の鉄山靠を望乃里に放った!

望乃里は大きく吹っ飛んだー!

やった!晃穂すごい!本当に八極拳極めたのか!?

「なかなかすごい技でごわすな。少しびっくりしたでごわす」

また、立ち上がる望乃里。平然と立っている。もしかして、あまり攻撃が効いていないのか!?

「その珍妙な剣によって私の汗を蒸発させ、そして八極拳による強力な技。よくやったと誉めてあげるでごわす」

パシーン!と自らの胸を叩く望乃里。

「だが、この望乃里の肉体には毛ほど効いてないでごわすよ!」

やはり、まったく効いてなかった!どんだけ肉の壁厚いんだよ!?

「う、嘘であります…。本当に全然効いていないでありますか!?」

狼狽える晃穂。観客もざわついている。望乃里の強さ段違いじゃないか!?

「次はこっちから行かせてもらうでごわす!」

望乃里が素早く晃穂に迫った。力士はその姿から動きが遅いように思われるが、そんなことはない。かなり俊敏だ。

迫りながら、張り手を繰り出す望乃里。どうにかよけている晃穂。

だが、何発か張り手を受けてしまう。よろめく晃穂。

「力比べと洒落こもうでごわす。晃穂」

望乃里は晃穂の両拳を掴んで、無理やり指を絡ませた。

力比べをしようと、指を組み合わせているのだ。

「ダメ!逃げて!晃穂!!」

力の差は歴然だ。力比べなんて無理だ。私は叫んだ!

だが、望乃里に両手を捕まれた晃穂は逃げることができない。

流れのまま力比べする他になかった。

「ぐぬぬぬ!」

「晃穂、それで力を入れているでごわすか?力を入れるということはこうやるでごわす!」

ぐいぐいと力を入れる望乃里。ついには晃穂は力負けし、晃穂の腕は関節が逆にされていた。

「八極拳でいちいち吹っ飛ばされるのもあれだから、腕は封じさせてもらうでごわす」

晃穂の腕の関節を逆に極めながら、尚も力を入れる望乃里。

「ふんぬ!」

渾身の力を入れ、晃穂の両腕を折ってしまった!

「ぐあぁぁぁぁ!!」

晃穂!物凄く痛そうだ。よく見ると晃穂の肘のあたりから骨が飛び出ていた。

あぁ、なんてことを。ひどい。

「晃穂!店員さん、もうやめさせてあげてください!」

「まだ、晃穂殿は諦めていないでござるよ!」

見ると晃穂は片膝ついてるが、その瞳にいまだ闘志があった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ