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七十五話

「両腕がそんなでは、自慢の八極拳も打てないでごわすな」

望乃里は不敵に笑っている。

「ぐぬぬ、まだ勝負は終わってないであります!」

「素直に負けを認めるでごわす。これ以上やったら、全身の骨が砕けてしまうでごわす」

「心配ご無用!見せてやるであります!私の最終奥義パート2!」

まだ、奥の手があるのか?

「私の骨格は外骨格。元々外に出ているのが普通の形態であります。人口皮膚は人間に似せるための飾りにしか過ぎません…。キャストオフ!!」

晃穂がそう叫ぶと、晃穂の人口皮膚が弾け飛んだ!

人口皮膚がなくなり、晃穂の外骨格が丸出しになった。

何故か顔だけそのままで、すごいシュールだ。

「外骨格は、はめ込め式。はめ込めば、すぐ治るであります」

ガキン!と音がして折れた肘の骨が治った。

「そ、そんなバカな…」

望乃里は口を開け、唖然としている。

「そして、この外骨格のときは人口皮膚をつけているときより、数倍の速さで動けるであります!」

「なん…だと…!?」

「スタートアップ!超速外骨格形態(スーパーアクセスフォーム)!!」

晃穂はそう叫ぶと、目にも止まらぬ速さで動き出した!

晃穂の外骨格はオレンジ色に光り、その光りは黄金色に変わり、あまりの速さに残像がついた。

そのままの速さで、望乃里に掌底を打ち込む。

望乃里はたまらず、吹っ飛んだ。

吹っ飛んだ先の反対側に、超スピードで追い付いた晃穂は肘撃を入れる。

逆に吹っ飛ぶより先にそのまた逆に回り込み鉄山靠を打ち込む晃穂。

「数倍のスピードで打ち込む技は、威力も数倍になるでありますよ!」

ちなみに残像がついてるので、どうにか晃穂の動きがわかった。

「ぐふぅ、やるでごわすな…。でも、まだまだでごわすよ」

ダメージはあるみたいだが、まだ決定的ではないみたいだ。

「なら、これならどうであります!?」

昇龍昇龍昇龍昇龍波動波動波動波動波動波動真昇◯拳!!!

は?なんだあれは!?昇◯拳を連打して、次は波◯拳を連打したぞ!?(波動は出てないので、半ば掌底だが) そして、最後は真昇◯拳を繰り出した!

「あ、あれはオリジナルコ◯ボでござるな?懐かしい技でござる!しかし、 最後に真昇◯拳を入れるとは、さすが晃穂殿でござる!」

店員さんが大興奮している。何故かはわからない。

「超速外骨格形態は全ての技をキャンセルして繋げることができるであります!」

言ってる意味はよくわからんが、たいした自信だ!

望乃里は、ふらつき立つこともできない。


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