↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/144

百三十六話

ビルの壁が壊れ、スプリンクラーが誤作動し、晃穂オルタナィブと、とばっちりで雲雀まで洗い流された。

「ふぅ、これで私綺麗ですよ!雲雀お姉様!」

「ちょ、ちょっと私までビッチョリじゃない!?それに気安くお姉様とか呼ぶんじゃない!ギャル設定はどこ行ったのよ!?」

綺麗になったからと、抱きついてくる晃穂オルタナティブを突っ込みながらビンタする雲雀。

「きゃん!ビンタいい!!ギャル設定なんてどうでもいいじゃないですか?雲雀お姉様!」

「ええい、気色悪い!離れなさい!それに早く松子ちゃんのところまで案内なさい!」

ドMキャラになってしまった晃穂オルタナティブに心底嫌気がさす雲雀だった。

「わかりました。お姉様!こっちですよ!」

言いながら、部屋を出て上に上がるエレベーターを指差す晃穂オルタナティブ。

「最初から素直に案内なさいよ…!」

雲雀と晃穂オルタナティブの二人はエレベーターに乗り込んだ。

「それより耳痛くない?やりすぎた。ごめん」

雲雀はそう言いながら晃穂オルタナティブの髪をかきあげ、耳を心配して見た。

「雲雀お姉様!やっぱりお優しい方なんですね!うれしい!耳の上の部分の皮膚がちょっと削げちゃっただけなので、結構大丈夫です…」

「なんだよ!?大したことないんじゃないか!心配して損した…。でも一応」

雲雀はスカートのポケットからアンドロイド用の傷薬を取り出した。

小さい瓶タイプの薬だ。それの蓋を開け、薬を指に取り出し晃穂オルタナティブの耳の傷に塗ってあげた。

「あ、ありがとうございます。雲雀お姉様本当にお優しい。惚れ直しちゃいました」

「惚れ直さなくていいから。あんまり痛がるから耳が取れちゃったと思ったじゃない…」

「私、なんか痛がりなんですかね?生まれたばかりで戦闘も初めてで。ママの言うこと聞くしかなくて…」

なぜか頰を染め、恥ずかしそうに言う晃穂オルタナティブ。

「とんだマザコン赤ちゃんアンドロイドね。そろそろ最上階につくけど?松子ちゃんは最上階にいるの?」

「そうです。百合子ママと松子さんは最上階にいます!」

いつの間にか松子にもさん付けな晃穂オルタナティブだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。