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売れました!

揚げたての俺は陳列棚に並んでいた。


同じ仲間たちだろうか?似たりよったりの者たちもいる。

「ファミチキ一つで!」

どんどん売れていく仲間たちを横目に俺は鎮座し続けた。

そしてその瞬間は訪れた。



「ファミチキ一つで!」


ついに俺が売れたのだ。何気に嬉しかった。

ルンルン気分でいるとトングで捕まれ袋に入れられた。

テープで丁寧に梱包するもんだなと思いつつどんなふうになるんだろうと想像していたら


「びりりりり」








袋が破ける音がした。

中から俺がお出ましだ。

そんなことはつゆ知らず大きく開いた口は迫っている。


ぱりっ


爽快な音とともに俺はまた八つ裂きになった・・・


しかし今回は痛みはなくむしろ快感に覚えた。

ごくっ

のどの鳴る音これがまた気持ちいい。


「うまいぃ!」

客の歓声はこうも嬉しいものなのだな・・・


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