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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

籠の姫

作者:桃巴
大国の争いが小国クツナに飛び火した。

「さあ、始めよう! 惑いの森を進め! 姫を拐った国が勝国であるぞ!」

惑いの森をいち早く進み、姫を拐った国が勝国となる。そんな馬鹿げた競い合いを小国クツナは受け入れるしかなかった。

クツナの姫サラは、惑いの森を抜けた塔にたった独りで残る。塔は『籠の塔』。王は南国一の歌声を持つサラを小鳥に見立て、

「籠の中には、南国一のさえずりが入っています。欲しい者には差し上げましょう。大陸一の嗜好品です。最強な王子方、是非見せてください、惑わぬ姿を。あの籠の塔を登る勇気を」

と宣言した。

王が築いた塔は、石造りの土台の上に竹を編んだ大きな部屋が載っている。鳥籠のようなその部屋に、王の娘サラ姫が入った。そうして王は、小鳥を奪い合うため競う大国を皮肉ったのだ。

競い合いの末サラは北方暴君の国に拐われていく。だが、物語はここから始まるのだ。惑いの森をいち早く抜けた青の王子と、塔をいち早く登った赤の王子がサラを助けに奔走する。サラは青い空を目指して挑む。暴君の檻に入れられたさえずりは、誰が手に救い出されるのか。物語は語られる……

さえずりは天の歌声と称され、奇跡の物語と語られるまでに。

全42話執筆済
誤字脱字をチェックしながら毎日更新予定です。

エブリスタにも載せています。
はじまり
2017/04/01 14:32
惑い
2017/04/02 08:59
籠の塔①
2017/04/02 13:35
籠の塔②
2017/04/03 09:39
行く末
2017/04/03 13:36
結末
2017/04/04 10:37
目覚めて
2017/04/04 16:40
裏切り
2017/04/05 11:37
宿場町
2017/04/06 09:32
ドレス
2017/04/06 16:42
謁見
2017/04/07 09:31
離宮と紅宮①
2017/04/07 15:51
離宮と紅宮②
2017/04/08 09:32
天の異変
2017/04/08 17:50
アオキホシ
2017/04/09 10:01
吉報
2017/04/09 20:29
男の勝負
2017/04/10 09:25
宴①
2017/04/10 14:59
宴②
2017/04/11 09:38
聖者の狂行
2017/04/11 13:48
暴君の真実①
2017/04/12 08:47
暴君の真実②
2017/04/12 16:02
参戦
2017/04/13 09:55
潜入①
2017/04/13 17:29
潜入②
2017/04/14 09:52
双葉と揚羽蝶
2017/04/14 14:58
援護の星
2017/04/15 09:10
籠の宮へ
2017/04/15 14:33
来訪
2017/04/15 19:27
最後のさえずり
2017/04/16 09:51
暴君の強行
2017/04/16 16:44
青と赤
2017/04/17 09:22
向かう
2017/04/17 14:55
一輪
2017/04/18 09:49
帰還
2017/04/18 15:06
新たなる
2017/04/19 09:15
輿入れ
2017/04/20 09:49
愛でる資格
2017/04/20 14:11
突破
2017/04/21 08:24
加護の姫
2017/04/21 09:02
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