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それを繰り返せば、最終的には天下が獲れているだろう。
「がはははは! 気持ちが昂って仕方ないわ!」
恐ろしい姿の死人武将、惨鬼義盛は興奮を抑えきれずに肩を揺らして悦に入るのだった。
暁城天守閣から義盛が見下ろす林の中に虹丸は、その身を伏せていた。
緑の石の気配は、この辺りで感じる。
城の方角にあるのは間違いない。
(それにしても…)
虹丸は眼前の光景に舌を巻いた。
死人の兵たちが城を改修していく様は、とてもこの世のものとは思えない。
自らが地獄へ落ちたのではないかと錯覚してしまう。
死人たちは眼球が無いにもかかわらず、かがり火を何ヵ所も設置していた。
これは生前の記憶が残っているということなのか?
虹丸は首を傾げた。
それは実は兵士たちの行動というよりは、天守閣で死人を操る惨鬼義盛の戦国大名としての意識の名残が、そうさせているのだったが。
生きていたときにしていた行動を今もしなければ落ち着かない。




