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プロローグ~しょのさん~

薄っすらと覚えている…




気持ち悪さと、不思議な安堵に包まれながら…


(幼い頃、病気で母に看病されてる時と似ているなぁ~・・と)




薄っすらとした思考を覚えてる…


(お約束的な展開で、助かったと思ったのだが「これ、アカンやつや・・・と」



温かい光に身体が包まれながら、

ナニか柔らかい物が密着している。


(死ぬ瞬間ってこんなにプニプニに包まれるのだろうな・・・・と)






(え?)






宙を掴む訳でも無く、ひどく現実的だ…





(え?)





状況を、重い思考と視界の中で確認してみる。

森か何かの地面に居たはずが、

今は薄暗い何処かで、誰かに抱かれてる状態のようだ。




そう、巨乳のお姉さんにかかええられているのである。




死ぬ間際の中で、思考が急激に回復していく。


今、しがみ付いてるモノは「乳か??」







(え?)







(乳だ!!)







(全身に乳!!!)





中身は普通の青年なのだ、


「頭脳は大人、身体は赤ん坊」ドコゾノ探偵みたいな。






ないわ~~~ないわ~~~こんな経験ないわ~~~~~








(全身に乳!!!!)



大切な事なので2度言いました。












(全身に乳!!乳!!!乳!!!!!)



まだ前世のドーパミン残ってるのか?我ながら心配になってくる。

これだけで転生初日死亡でも納得して昇天できるわ~~~~~~。






(我が転生に一辺の悔いなし!!)








いや・・まじめに死亡寸前です。

泣き声が出るはずも無く、ヒューヒューと息しています。虫の息です

0歳児で、頭ガンガンで、吐くわ、漏らすわの上下からマーライオン。

全身土色です…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






その女性は、泥ダンゴみたいな赤子を優しく抱きかかえると同時に、

治癒魔法をかけ続ける。

そして、新たに別の呪文を唱え始めると、目を丸くしていたた。


すぐさま腰のバックから、針の付いてない注射器の様な物、

赤子の口の横から、少しずつ強制的に青い液体を飲ましていく。


横に居た一人の男性は、周囲を警戒しつつ心配そうに覗き込む。

この女性の護衛なのだろうか、少し奇妙な槍を持っていた。






巨乳のお姉さん「危険な状態よ!この症状は覚醒の間でないと間に合わないわ!」

槍戦士お兄さん「ベルと一緒の症状なのか???いったい何のスキルだ???」


巨乳のお姉さん「とにかく急ぎましょう!」


槍戦士お兄さん(転生間もないのに、覚醒の間かぁ~こいつで4人目?5人目か?)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





あれ???


周りが薄暗いや・・・


確か、巨乳の巨乳の巨乳のお姉さんに、

抱きかかえられて意識が途切れたのだが…









おおお~~







今も「全身が乳だっ!!!」





ぼんやりと横でお兄さん??が何かを振り回している


金色の蟲みたいなのを蝿叩きのように振り回している


振り回す度に頭痛と気持ち悪いのが治まっていく


優雅に踊っているように見えてカッコイイや!


乳に埋もれながら優雅な踊りを見れるって・・・俺、死んだのかなぁ~~


温かな体温に、安らぎを感じながら意識を手放した。









チャリン、チャリン、チャリン、チャリン

チャリン、チャリン、チャリン、チャリン

チャリン、チャリン、チャリン、チャリン……



槍の戦士の足元には、飛び回り襲ってくる大量の金貨が、

次々と倒され落ちてくる。

















レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

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レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました

レベルが上がりました……………。


クリアに、懸賞金がかかったゲームでしたね。

胸に7つの傷がある世紀末の台詞です。

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