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異世界に飛ばされて旅をすることになりました  作者: エメラル
第1章 異世界を旅する前に…
28/30

試験開始!

だいぶ遅くなりましたが更新します

受験者A:「ファイヤーボール」


炎の玉が的に当たる…。

しかし、的には傷ひとつつく様子は無かった。

その受験者の撃つ魔法では、的を壊すことは出来なかった。


ロガスト:「う~ん不合格ですね。次の方。」


優が並んだ列の試験官は、天空の騎士団の副隊長のロガストが管理する列だった。


続いての受験者も、そのまた続いての受験者の魔法も的を壊すことは出来なかったようだ。


優が、周りを見渡す。

魔法で的を攻撃するだけでは無く、剣で的を攻撃する人も入れば

弓の矢で的を攻撃する人もいた。


受験者達:「くそぉーーー」

受験者達:「あの的潰れないんじゃ無いのか?」

受験者達:「ふむふむ、これくらいの火力を出せばいいか。」


受験者達の中でそんな話が聞こえたかと思うと少し遠くの方から爆音が聞こえた。

爆音がしたほうを振り向く。


拳に稲妻をまとった大男の姿と粉々に壊れた的が見えた。


ロビンダ:「文句なしの合格よ~。」

大男:「うっす!」


受験者:「あいつすげー。」

受験者:「的だけじゃ無くて壁まで破壊してるよ。」


周りから歓喜の声が上がる。


その後も、試験は続いていく…。

大男以外にも魔法で的を潰したり、武器を使って的を潰したりする人もいた。

迷いの無い攻撃をしている人が的を壊せているんだなと感じた。


ロガスト:「合格ですね。次の方。」


いよいよ優の番になった。


弓を構えて弓を引く。


優:「爆裂矢バースト・アロー!」


的を破壊するイメージを込めて矢を放った。

炎をまとった矢が的に向かって飛んで行く。


矢は的に当たったかと思うと的を貫通して壁に突き刺さる…。

少しすると矢が爆発し的が粉々に弾け飛ぶ。


ロガスト:「合格。すばらしい。次の方。」


試験官に褒められた。


受験者達:「あいつすごいな…。」

受験者達:「さっきの大男とどちらが上だろう。」


周りからそんな声が聞こえ、周りの優を見る目が変わる。


試験が始まってから、1時間くらいたっただろうか…。


エミリー:「1次試験終了です。不合格者の方はすみやかにフィールドから退避お願いします。」


アナウンスが入った。

どうやら、1次試験の終わりのようだ。


100人近くいた受験者は40人から50人くらいまで減ってしまった。


1次試験で優と大男のほかに2人ほど目立った人がいた。

1人は剣を出したかと思ったら的を一瞬で粉々にする人。

もう一人は巨大な玉の魔法で的を消し飛ばす人だ。


フィールドの状態が修復され、修復が終わったかと思ったらアナウンスが入ってきた。


エミリー:「只今より2次試験を開始します。

2次試験は空から降ってくる玉をかわす試験になります。

フィールド外に出たら不合格です。

最初にいっておきますが武器や盾とかをつかって防がない方がいいですよ~。」


エミリーの意味深のアナウンスが終わり少しすると、直径3mくらいの玉が5個ほど振ってきた。


降ってくる玉を受験者の一人が剣で攻撃した。

おいおい、アナウンス聞いていなかったのかと優は思いその様子を見ていた。


玉が受験者の持っている剣に触れると剣が消えてしまった…。

消えたかと思ったが、よく見ると剣がフィールドの外に転送されていったようだ…。

予想外の出来事に驚いた受講者も、玉を交わすことが出来ず玉に当たりフィールドの外に転送された。


あれに触れるとフィールドの外に転送されるわけか。

先ほどの様子を見ていて優が理解した。


玉は5個から徐々に6個、7個、8個・・・・20個と降る数が増え落下速度も早くなっていった。

フィールドには優を含め15人くらいになっていた。

魔法を玉に撃っている人もいたが魔法も玉に転送されてしまうようだ。


優は背後に玉とは違う危険を感じとり、とっさに回避した。


ヘラ男:「っち。おしい。」


ヘラヘラした男が優が元いた場所でそういった。


優:「何するんだ!」


優が叫ぶと、男は笑いながら


ヘラ男:「受験者を減らすために決まってるじゃないか。

雑魚の掃除は終わったし、次はお前だ。

お前は強いから武器を使って玉に当ててやろう。」


そう言いヘラヘラした男は剣をもって近づいてくる。

ここで戦闘を起こすのはまずいと考えた優はヘラ男の剣を交わしながら

空から振ってくる玉をかわす。


ヘラ男の剣の攻撃はそんなに脅威では無かったが、玉を交わしながら

だと剣を交わすのが苦労する。


ヘラ男:「しぶといね~。んじゃ、これはどうかな。」


ヘラ男の手が光り輝いた。

閃光魔法のようだ。


優:「まぶしい。」


目潰しをくらい、周りが全く見えない。

周りからもぶつぶついう声が聞える。

どうやら他の人も目がやられた人がいたようだ。


ヘラ男:「これで終わりかな。

まだ追い出せていない他の受講者にも効果あったみたいだし手間が省けそうだ。

んじゃまたね~。」


ヘラ男がこちらに向かって来ていると思ったが、目が見えない今

玉を交わすことに集中しないと玉に当たるため

ヘラ男を相手にすることが出来ない。

流石に無理か…。と優が諦めた時だった。

何かが吹っ飛んで行く気配を感じた。


景色が見えるようになると優の前には大男がいた。


大男:「お主大丈夫か?」


玉を交わしながら大男と話を始める。


優:「大丈夫です。

それより笑った男の人はどこに?」


大男:「そいつなら儂の拳で玉に飛ばしてやったぞ。

ああいう奴が一番キライなんじゃ。

まあ、お主が無事で何よりじゃ。」


大男との会話を終え、再度玉を交わすことだけに集中をする。


エミリー:「2次試験終了です。」


アナウンスが入る。

1次に比べだいぶ疲れたがなんとか試験に合格出来たようだ。

周りには優を除くと、先ほど助けてもらった大男を含め5人残っているようだ。


エミリー:「3次試験については明日行います。

なお、2次試験中他の受験者の邪魔をした方については、今後受講許可を無くしました。

被害に遭われて不合格になった方、申し訳ありません。

今回は運が無かったと思い次回の受験お願いします。

今後このようなことが無いように天空の騎士団としましても試験の見直しをします。」


ヘラ男みたいな妨害者が出ることは全く予想されていなかったようだ。

アナウンスを聞いて、周りからはクレームの声が上がったがどうやら再試験は行わないらしい。


五月蝿いフィールド内にいても仕方がないので闘技場を後にすることにした。

明日はいよいよ最後の試験だ。どんな試験かは、わからないけど乗り切ると気合をいれるのであった。

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