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選択肢  作者: ひなた
花空祭ルート
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「先輩、来てくれたんですね! 本当に放課後来てくれて、僕も嬉しいです」

 俺はテニス部の活動を、暫く眺めていた。どうしよう。


①入部 ②保留 ③却下


ー2・5ってところですねー


 まだ保留にしておこうか、それとも却下してしまうか。最終判断だな。どうしよう。


①テニス部 ②陸上部 ③他の部活 ④部活しない


ーえっと、迷った末の②ってことにしといて下さいー


 最後の最後まで迷い、最終的に陸上部に入るということで決着した。俺はテニス部に礼をして、陸上部のところに戻った。

「入部?」

 顧問の先生なんだと思われる、山内孝則やまうちたかのり先生がやって来た。どうしよう。


①はい ②いいえ


ーこれは①ですわー


「はい」

 俺がそう答えると、孝則先生は入部届を持って来てくれた。どうしよう。


①書く ②破る ③捨てる


ー①に決まってますよねー


 ボールペンも借りて、俺はさっさと書いてしまった。そして俺の、陸上部入部が決定した。

「お前ぇと部活まで一緒に出来て、あたしは嬉しいぜい」

 祭が跳んで喜んでくれる。

「花空、練習」

「ふぇっ? あっはい」

 孝則先生に注意され、祭も他の人達が練習しているところへ向かった。

「〇〇君も、早速練習」

 あんま厳しそうじゃない先生だけど、怒ったりするのかな? 一年の時、担当になったことないから分かんないや。どうしよう。


①着いてく ②勝手な練習 ③帰る


ー①ですわー


 よく分からないので、俺は取り敢えず孝則先生について行った。

「やり方、説明する」

 そう言って孝則先生は、遠くまで走って戻って来た。ぼんやりしている割に走るの早いな、さすが先生。

「これで、いい」

 それはつまり、走ってろってことかな? やり方説明の意味が分かんないよ。どうしよう。


①了解であります ②走るんですか? ③帰りたい


ー②でいいでしょうー


「走るんですか?」

 よく分から無すぎて自信がないので、俺は孝則先生に確認の質問をした。

「…?」

 何でこの人、疑問符を浮かべてるの? こっちが疑問だわ。

「先生、あたしがこの人に教えていいですかい? 初めてでよく分からねえみたいなんで、先輩としてどうですかい」

 そこに現れたのは、救世主祭だった。 

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