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選択肢  作者: ひなた
花空祭ルート
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どうゆうことなのか、俺には理解できなかった。どうしよう。


①訊く ②忘れる ③笑う


ーこれは③にしましょうー


 よく分からなかったので、俺は誤魔化しに微笑んでいた。しかし”クリス狙い”というのは、どうゆうことなのだろうか。

 確かにクリスちゃんも、可愛らしい子だとは思うさ。でも俺は、祭の方がずっと可愛いと思ってる。祭こそ、世界で一番可愛い子だと思ってる。

「ニヤニヤすんなよ、気持ち悪ぃな。まあお前ぇのこと、あたしは信じてるぜい」

 そう言って祭は、自分の席へ行ってしまった。祭が席に着くのとほぼ同時に、教室へ先生が入ってくる。どうしよう。


①でも祭のところへ ②大人しく ③ゲーム


ーこれは②に決まってるじゃないですか、いい子ですもんー


 先生が来てしまったので、祭とのお喋りは諦めて大人しく座っていた。あぁあ、祭と席が隣の人…いいなぁズルいなぁ。


 俺はぼーっと、午前の授業を受け流した。そして昼休み、やっほぅ! どうしよう。


①食堂へ ②誰かのところへ ③冒険へ


ーこれは①を選びますー


「お前ぇ、昼飯何だ?」

 俺が食堂へ行くために立ち上がると、俺のところに祭が来てくれた。どうしよう。


①質問に答える ②手で払う ③スルー


ー①を選ばざるを得ませんねー


「今から食堂に、食べ行こうと思ってる」

 俺は正直に答え、教室から出る為歩き始める。

「あの、ちょっと待ってくれねえかい?」

 そのまま行こうとしていると、祭に呼び止められた。どうしよう。


①待つ ②行く ③戻る


ー③ですー


 俺は祭がいるところまで、戻って行った。

「あたしの弁当、少し食ってくれねえかい? ちょいと、作り過ぎちまった」

 思いもよらぬ誘いに、俺は心の中で驚喜した。どうしよう。


 選択肢なんて必要ない! 聞く意味ない! だって祭の弁当、貰わない筈がないから。


ー選択肢を消去ですか、これは驚きですー


「本当? 本当にくれるの?」

 確認の為問い掛け、夢じゃないか確認する為に頬を抓る。

「ああ、当然だろう? お前ぇに食って貰いたくて、わざと作り過ぎたんだからよう。お前ぇが食わなきゃ、残っちまうと思うぜい」

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