キ
この四つだよな。どうしよう。
①決める ②明日も行ってみる ③帰宅部
ーこれは②ですねー
じゃあ、この四つに明日も見学しに行こう。それで、もっと絞って行こうかな。よし、それで決定だ。どうしよう。
①勉強 ②運動 ③読書 ④ゲーム ⑤寝る ⑥裏ワザ
ーここも②ですー
まだ寝るには時間あるし、体を鍛えなければ! でも運動って言っても色々あるよな。どうしよう。
①走る ②筋トレ ③バランス
ーここは①になりますねー
俺は家から出ると、走り出そうとした。あっでも、コースとかか。どうしよう。
①近くを ②遠くを
ーここは②にしますー
俺は大回りに、走りに行こうと思った。
俺が走っていると、途中で誰かに声を掛けられた。
「お前ぇ、〇〇じゃなえかい?」
どうしよう。
①人を確認 ②逃走 ③避ける
ーここは①ですー
俺が走りながらも振り向いて確認すると、そこには祭さんが走っていた。どうしよう。
①一緒に話しながら ②一緒に無視りながら ③逃走
ーここも①ですー
「はい、えっと…祭さん?」
俺は一応、祭さん本人かどうか確認する。
「祭さんだ? さんなんていらねえ。あたしのことは、祭って呼んでくれよ」
そう言って祭さんは、ニコッと笑う。どうしよう。
①祭さんって呼ぶもん ②祭って呼んじゃおうぜ ③もう呼ばない
ーここは②ですねー
「分かった、祭。はあ、はあ」
走りながらなのでちょっと息切れしていたが、俺は祭さんを祭と呼んで微笑んだ。
「んでお前ぇ、どこの部活に入るんでい?」
疲れたという様子もなく、祭が訊いてくる。どうしよう。
①悩んでると ②入らないと ③陸上部と
ーこれは①ですー
「今はまだ、悩んでる」
それを訊くと祭は、笑顔で俺の肩を掴んだ。
「どこどこ? どことどこで悩んでるんでい」
え? どうしよう。
①正直に答える ②でたらめを答える ③無視
ーここも①ですー
「えっと、バレー部かテニス部か水泳部か陸上部。この四つの中で悩んでる」
俺が正直に答えると、祭は今度は俺の前に出てきた。
「そうか! ならば、陸上部にするべきなり。入ってくれねえか?」
笑顔で祭は、陸上部を凄く押してくる。どうしよう。
①絶対入る ②絶対入らない ③まだ決められない
ーこれは③ですー
「まだ決められない」
正式な判断を下そうと思い、俺は気を遣うのではなく正直に答えた。
「でも選択肢には、入れてくれてるんだろ? お前ぇが入部してくれるって、あたしは信じてるぜい。待ってるから、歓迎するからな」
祭は笑顔を崩さずに、どんどん押してきた。どうしよう。
①ありがとう ②五月蝿いな
ーこれは当然①ですねー
「ありがとう」




