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俺は結局文化祭二日目は、桜と精一杯楽しんだ。そして恋にはお土産に、色々な物を買ってあげた。
来年こそは、恋も一緒に回りたいな。
桜と一緒にいて楽しくない訳じゃないのだが、恋がいないと何か物足りないような気がした。
次の日には恋も元気に部活に参加してくれたので良かったのだが、やっぱりあんなに楽しみにしてた文化祭に出られなかったのは可哀想だと思う。
それと文化祭のショックからか、俺の誕生日は忘れられていたらしい。別にいいけどさ…。ショボーン…。
どうやら金子恋ルートでは、文化祭が重要視されていないようです。
このルートは、合宿で殆ど攻略完了でしょうか。
まあ残りのイベントも、精々頑張って貰いましょう。くっくっくっく。
体育祭も文化祭も終わり、二年生での行事はもう残り少なくなってきた。今日は冬休みに入る少し前の、ただの平日だ。俺がいつも通り学校へ行くと、教室が異様に彩られていた。何だこれ!
俺はとても不審に思いながら、自分の荷物を片付けた。その後暫くすると、教室に少女が入って来て、それと同時に周りが眩しくてほぼ何も見えなくなった。五月蝿くて、音も殆ど聞こえない、何? 何があったの?
「「「クリス様、お誕生日おめでとうございます!!」」」
誕生日? ああ、クリスマスイブが誕生日って自己紹介で言ってた子だ! そうか、今日はクリスマスイブなのか…。
「お前も、クリス様を祝ったらどうだ?」
一人の男子生徒にそう言われた。どうしよう。
①祝ってあげないと ②暴言をあげないと ③無視
ー取り敢えず①にしましょうー
「おめでとうございます」
折角誕生日だといっているし祝わないと、そう思った俺は他の生徒のように拍手をした。
「アリガト~。スゴく嬉しいよ~」
少女(クリス様?)は手を振って、嬉しそうに教室に入って来た。
「クリス、おめでとう!」
「アリガト~、マツリちゃん大好き~」
少女は歩いてきて、拍手していた少女に抱きついた。
「「「クリス様!!」」」
そして男子生徒たちは、相変わらず騒いでいる。
「盛り上がってんなあ! どうしたってんだ!?」
そのタイミングで、教室に先生が入って来た。
「先生、覚えていないんですか? 今日はクリス様の誕生日だというのに…」
男子生徒達から、『担任だろ?』『ちゃんと祝えー』的な声も上がっていた。いや、他の生徒の誕生日は一回も祝ってないよな?
「そうだったのか! ごめんごめん! しっかし先生は嬉しいぞ! 誕生日をクラス全員で祝ってあげるなんてな!」
「ワタシもとっても嬉しいよ~。ホントにありがと~」
クラス全体でワイワイ騒いでいると、チャイムが鳴った。すると皆は一斉に静かになり、席に戻っていった。
その日は昼休みなども、いつも以上の盛り上がり方だった。
(冬休みが近いから、単純にクリスマスイブだからとかもあるかな?)
「おいお前、何でしっかりクリス様の誕生日を祝わないんだよ。プレゼントもあげてないだろ」
帰ろうとした時、男子生徒に言われた。どうしよう。
①謝る ②睨み付ける ③無視
ーこれも①にしといてやりますよー
「ごめん、でもテスト前だからさ。悪いけど俺は帰るね」
プレゼントは…しょうがないよ。
「まあまあ、別にいいよ~。その子も普通に祝ってくれたもん。無理に来てもらったって、ワタシも嬉しくないな~」
俺達のところに来て、少女は苦笑い気味にそう言った。
「ふん、クリス様に免じて許してやろう。クリス様、本当にすいません」
男子生徒は俺のことを鼻で笑うと、さっさと教室から出て行った。どうしよう。
①追いかける ②教室にいる ③帰る
ー③ですね はい、帰りましょうー
俺は気にせず家に帰った。はあ、明日テストなんだよな。どうしよう。
①勉強 ②運動 ③読書 ④ゲーム ⑤寝る ⑥裏ワザ
ーこれでも②を選びますー
俺はその日も、ジョギングに出た。そして、桜にもしっかり会った。テスト前日なのにな。
そろそろ二学期が終わりますね。
三学期には、細かいイベントが多くなっています。
しかしあと少しで、二回目の二年生が終わってしまいます。今回のラストはどうなるのでしょうね。くっくっくっく。




