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選択肢  作者: ひなた
金子恋ルート
41/389

「何だよ、やっぱ似合わなかったんだろ!ああ、分かってるよ」

 恋は恥ずかしそうに、俺から目を逸らした。どうしよう。


①凄い似合ってる ②似合わなっ!


ーここも①を選びましょうかねぇ、爺さんやー


「凄い似合ってる」

 俺は思った通りに、そう口にした。すると恋の顔は、益々赤くなっていった。

「あの、お世辞とか、そう言うの要らないし…。似合ってるとか、そんな…」

 恋は手を振り回しながら、否定した。どうしよう。


①似合ってると押しまくる ②パーティを進める ③ゲームを取り出す


ーここは②を選びまっしょうー


「恋、ケーキもどうかな。一応和風にはしてみたんだけど…」

 俺は恋の意見を取り入れて、ケーキ屋で一番和風っぽかった抹茶と小豆のケーキを選んだ。でも抹茶とかの時点で、恋のイメージに合わないかも。

「うわ~、超美味しそうなんだけど。抹茶も餡子も超好き、嬉し過ぎるわぁ」

 恋は目を輝かせ、ケーキを見つめていた。どうしよう。


①恋に食べて貰おう ②分けて食べよう ③自分一人で食べよう


ーここも②を選びましょうー


「じゃあ一緒に食べよっか。ケーキ切るね」

 和っぽいショートケーキがなかったので、俺は普通のケーキを買って来ている。一番小さそうな(四号とかだっけ?)やつを買ってはいるが、二人で食べるには少し多いかもしれない。

「早く食べたい、切って切って」

 恋は楽しみそうに、俺がフォークで二つに切って行く様子を見ていた。そして俺が二つのお皿に分け終わった瞬間、俺が使っていない方のフォークを奪い取り一口目を口に入れた。

 …蝋燭とかも用意出来ればよかったな、あとお誕生日おめでとうのチョコみたいなやつ。これじゃあどう見ても、誕生日ケーキではないよな…。

「美味しい♡あっ頂きま~す」

 恋は食べている途中で、思い出したように挨拶をした。どうしよう。


①ちゃんと最初に頂きますと言ってから、食べ始める ②食べ始める ③食べない


ーここは一応、①を選んでおきましょうー


「頂きます」

 俺もフォークを刺して、ケーキを少し口に入れた。…美味い、予想以上かも。安いくせに美味いとは、貴様やるな。

「何これ、超美味しい。お前が買ったのか?」

 恋は口の中にケーキを入れながら、聞いてきた。飲み込んでから話せ、まあそれはいいとして!どうしよう。


①yes ②no 


ーここも普通に①を選びましょうよー


「yes」

 俺が答えると、恋は凄く嬉しそうに笑っていた。

「にしても美味しいな、これ」

 暫くすると、ケーキを食べ終わってしまった。(主に恋が)

「飽きない味だな、これだったらいくらでもいける!あっでも、太るだろうな…こいつ」

 恋は憎そうに、食べ終わったお皿を睨み付けた。

「まあいいや、何か俺太らないし」

 しかし直ぐに立ち直った。

「そんなことよりさ、何かして遊ぼうぜ!何かないのか?何か!」

 恋は遊園地に初めて来た子供の様に、凄くはしゃいでいた。どうしよう。


①外でゲーム ②家でゲーム ③帰って貰う


ーここも①を選びましょう 恋は体を動かすのが好きですからー


 俺は外に出て、何か一緒にスポーツでもしようと考えた。

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