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選択肢  作者: ひなた
金子恋ルート
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 仕方ないので俺一人でもパーティを開いてやろうと思い、準備をしっかり揃えて当日恋を呼んだ。

 家は教えてある。窓から家の外を覗いていると、約束の十分前に恋が現れた。どうしよう。


①思いっ切り楽しく祝う ②最高のもてなしを ③適当に


ーここは①を選びましょうー


 恋が俺の家のピンポンを押した。だから俺は中が見えない様に、入るよう指示した。そして恋は、俺の家の扉を開け…。

「誕生日、おめでとうっ!!」

 俺は用意できなかったクラッカーの代わりに、盛大な拍手で恋を招き入れた。

「え、ありがとう。入っても、いいのか…?」

 俺が頷くと、恋は躊躇いながら俺の家に入って来た。そして靴を脱いで綺麗に並べると、俺の前に立った。どうしよう。


①座らせる ②帰らせる ③放置


ーここも①を選んであげましょうー


「まあ、取り敢えず座ってよ」

「…ああ、分かった」

 恋は戸惑っている様子だったが、俺に言われたところに正座した。

「あのさ…えっと…お前…」

 どうしたんだろう、恋は何処かモジモジとしていた。

「ん?どうしたの?」

 余りにも俯いていたので、俺は恋に問い掛けた。

「俺の為に、こんな綺麗に…。有難う、ホントに有難う。凄い嬉しい、ああどうしよっ。超嬉しいんだけど…」

 恋は今度は上を向き、独り言の様にそう言った。じゃあこれは、喜んでるってことでいいんだな?

「そんでさ、気に入ってくれるといいんだけど…」

 俺は恋に、用意しておいたプレゼントを渡した。

「プレゼン、ト…?開けてもいいか?」

 恋は凄く嬉しそうにそう言ってくれた。どうしよう。


①OK ②家に帰ってから一人で ③NG


ーここも①を選んであげますよ~ぅだー


「ああ、勿論良いぞ」

「何が入ってんだろう」

 恋は俺が渡した、赤いチェックの小さな袋を丁寧に開けた。

「うわっ、可愛い。こんな可愛いの、多分俺には似合わないよ…」

 恋は取り出した瞬間目を輝かせたが、直ぐに俯いてしまった。どうしよう。


①肯定 ②否定 ③スルー


ーここは②を選びましょうー


「そんなことないよ、俺が恋に似合うと思って買ったんだからな」

「………有難う。ホントに似合うかな…」

 しかしまだ恋は、自信が無さそうにしていた。どうしよう。


①つけて貰う ②キレる ③捨てて貰う


ー③の意味がちょっと分かりかねますね ってことで①を選びましょうー


「じゃあさ、ここでつけてみてよ。絶対似合うから!」

 俺は小さなバラが付いたピン止めをプレゼントした。恋のいつものイメージに合わないもので、似合いそうなのが良いなと思って…。

「そうかな、まあ分かった」

 恋は恥らいながらも、前髪につけてくれた。…可愛い、……凄い似合ってる。やっぱり、俺の目は間違ってなかったな!

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