よ
「皆、部活で恋の誕生日を祝ってやろうと思うんだけど…どうかな?」
ゴールデンウィーク中にある平日、五月二日に俺は部活でそう切り出した。
「恋ちゃんの誕生日?いつなの、それ」
梨花はそう聞いてきた。他の人達も知らないようだ。どうしよう。
①教えようよ ②皆でパーティを諦める ③パーティ自体を諦める
ーここは①を選びましょうー
「五月五日だってよ。学校は休みだけど、何とかなる?」
あっでも、部活はあるのかな?
「ゴールデンウィーク中は部活ないしな。だって長期休暇はとっておきたいだろ?あたしが」
運動部なのに部活ないんだ…。バレー部とか練習してそうなのに。
「誕生日パーティをやりたいってこと?私もならやりたいけど…」
華香先輩は苦笑いを浮かべた。
「あたし達その日、予定は入っちゃってるんだよ」
梨花も同じように、苦笑いをして華香先輩と顔を見合わせた。どうしよう。
①別の人を誘う ②絶対出席 ③パーティ自体を諦める
ーここも①を選びましょうー
「あ~、あたしは忙しいんで無理だかんな」
先生も頭を掻きながら、断って来た。
「オレも、ちょっと…な」
そして隆先輩も、言葉を濁しながらも断って来た。全員キャンセルってことか。じゃあ…。どうしよう。
①誰か誘う ②二人きりで ③やっぱりパーティ諦める
ーここも①で貫きましょうー
俺は仕方がないので部活は諦めて、他の誰かを誘うことにした。どうしよう。
①先輩 ②同級生 ③後輩
ーここは③を選びましょう 恋は後輩ですからねー
一年生の知り合い…誰かいるかな…。……あっ桜とかどうだろうか。
俺は恋が五月五日に暇であることを確かめられたので、その日の部活終わりいつも通り走っていつも通り桜に会いに行った。
「ねえ桜、金子恋ちゃんって知ってる?」
同学年だからと言って、知ってる可能性は流石に低いかな。
「恋?あっ先輩、恋と同じ部活なんでしたっけ。それがどうかしたんですか?」
桜は知っているようだった。どうしよう。
パーティに、 ①誘う ②誘わない
ーここは①を選びましょうー
「良かったら恋の誕生日パーティに来ない?俺の家でやろうと思うんだけど」
知っているからって、来てくれる訳じゃないよな。
「先輩の家で、ですか。多分僕は行かない方が良いんじゃないですか?先輩と二人きりの方が、恋も喜びます。どうか、二人きりで祝ってあげて下さい」
これは断ったってことだよね。どうしよう。
①他の誰かを誘う ②桜の言う通り、二人きりで ③パーティを中止に
ーここは②を選びましょうー
「分かった、じゃあ俺が一人で祝ってやるよ」
「うん、そうしてあげて下さい。…ね」
そう言ってからは一緒に走ってても、桜は一度も俺の方を向いてくれなかった。しかし俺は仕方がないので、自分の家に帰った。そして風呂に入って飯食って寝た。
結局断られ続け、二人きりのパーティとなります。
さて、どうなることでしょうね。
お楽しみくださいね。くっくっくっく。




