ふ
部活って色々あるよな。どうしよう。
①ぶらぶらして適当に ②全部行こう ③やっぱやめよう
ーここは①を選びましょうー
俺は校舎の外に出て、部活の紹介を眺めていた。
「誰か~!バレー部に入ってくれえ!」
その中でも、一生懸命叫んでる少年がいた。どうしよう。
①見に行くか ②他を見よう ③帰る
ーここは①を選びましょうー
「先輩、体験どうですか?」
俺が見に行くと、少年はチラシを渡してきた。どうしよう。
①行く ②(笑) ③行かない
ーここも①を選びましょうー
「やらせて貰えるの?」
「はいっ!どうぞ」
俺はバレー部の部室に案内された。
「恋ちゃん、凄いよ。まだ5分くらいなのに、もう一人捕まえて来たんだ」
部室には、女子が二人と男子が一人座っていた。どうしよう。
①宜しくお願いします ②(笑)
ーここでも①を選びましょうー
「宜しくお願いします」
俺は四人に礼をした。
「へえ、良い子じゃん?入ってくれるの?」
一人の女子が聞いて来た。どうしよう。
①絶対入ります ②今回は見学だけ
ーここで①を選んじゃいましょうー
「絶対入ります」
「えっホント?」
俺が言った瞬間、男子が聞き返してきた。どうしよう。
①はい ②いいえ ③は?
ーここでも①を選びましょうー
「はい」
俺がそう言うと、男子は入部届を渡してきた。
「じゃあもう、書いちゃって!」
どうしよう。
①書こう ②書かない ③破ろう
ー①を選びましょうー
俺は入部届に名前を書いた。この学校では、入部届に本人が名前を書いた時点で入部決定なのだ。
「やった、入部決定!これで五人だね」
女子二人はハイタッチをした。
「俺は一年五組、金子恋です!宜しくお願いします」
チラシを配ってた少年が握手してきた。どうしよう。
①名乗って握手 ②名乗る ③(笑)
ーここでも①を選びましょう ①ばかりですねー
「俺は二年八組の〇〇です、宜しくお願いします」
俺と恋は、握手をしあった。
「オレは三年六組 鈴木隆、宜しくね。あと、敬語とかやめてよ」
「あたしは二年二組、山崎梨花だよ。ヨロシク~」
「私は三年五組、中川華香。仲良くしようね」
ピースして名乗ってくれた。
「じゃあ俺は、もっと呼びに行ってくる!練習しててな」
恋はチラシを持って、走って出て行った。
「キミ、バレーの経験は?」
華香先輩が聞いて来た。全くないんだよな。どうしよう。
①ありません ②少しだけ ③得意です
ーここでも①を選びましょうー
「ありません」
俺は正直にそう言った。
「全くなしか。実はね、私もそうなんだ。同じ人がいてよかった。あっ去年の部活は?」
華香先輩は興味津々に聞いて来た。
「帰宅部っす」
「同じ同じ、良かった」
華香先輩は、安心したようで微笑んだ。




