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★アイネリーナ:主人公謙ヒロイン

 元子爵令嬢。10歳。

 母が離婚したら周りに優しい人しかいなくなった。今までこんな扱いは母以外してくれなかったので、自分に都合のいい流れ過ぎて、戸惑いつつも嬉しい。家族が一気に増え、戸惑いも嬉しさもありつつ、平民として楽しく暮らす。

 元父が愛人と作った同い年の異母弟と3歳下の異母妹がいる。


★システィーナ:母

 伯爵令嬢だったが、18歳で政略結婚し子爵婦人へ。夫となった子爵と愛を育もうとしたが拒否される。夫からの愛もなく、一人で優しくも厳しく娘を育てた。

 娘が10歳になった年に、愛人の息子を跡取りにすると家に引き取った。愛がなくても貴族としてのプライドでなんとかやって来たが、何かの糸が切れそうになった。

 王宮の舞踏会のとき、夜の庭園を一人でさ迷っているところで国王と出逢う。最初は緊張やらなんやらでテンパっていたが、国王の人柄がよかったのか次第に落ち着き、気が付けば自分の現状を相談していた。そして慰められもう少し頑張ろうと活力が沸く。

 だが、義理の息子だけでなく愛人まで家に越してきて、我もの顔で暮らしているのを見て、ギリギリ保っていた糸がプツンと切れた。

 また王宮の舞踏会にて庭園をさ迷っているところで国王に話しかけられ、現状を説明し離縁をしようと思うと話すと、国王から後妻だが結婚してほしいとプロポーズされる。二回話しただけだけど、国王の人柄は何となくわかっていたし、少し引かれている自分にも気付いていた。けれど、まだ離婚前であるし、実家にも話さなければいけないため返事は保留にした。

 そして実家の理解も得られて離縁し、一年後に国王と再婚。再婚時の年齢30。



★ルーズベルト:義父

 国王陛下。36歳。

 正妃を息子と引き換えに失う。政略結婚であったが、同士のように思い情もあったから落ち込んだ。その後、跡取りもいるからと後妻を持たずにいた。

 ある舞踏会で涼もうと庭園に出ると、令嬢が空を見上げているのに出くわす。何とも儚く消えてしまうのではないかと話しかけると、恐縮し緊張されたが段々となれたのか相談を受けた。男とは何故浮気をするのか王には理解出来ず、必死に彼女を慰めた。彼女と別れ、自室で晩酌しながら彼女の事を考えてた。そして、人妻に恋したことを理解する。臣下の妻に恋心を抱くなどいけないことだと、その気持ちに蓋をする。

 別の日の舞踏会でまた彼女と庭園で会う。そしたら離婚を考えるほど切羽詰まった様子だった。今しかないと気持ちの蓋をこじ開けプロポーズ。彼女は嫌そうではないが困った顔で保留にされた。これは期待できるのか?と年甲斐もなくドキドキハラハラした。

 王太子である息子に彼女の事を話すと、手放しで賛成してくれた。

プロポーズから1年後、念願の結婚。結婚までに義理の娘が平民になると言い出し悩んだが、乳母と冒険者の幼馴染みに頼み、自分は月一回の家族団欒の日を楽しみにしている。可愛い嫁と娘にメロメロだ。



★アルベルト:義兄

 王太子殿下。18歳。

 自分のせいで妻を失わせてしまったのに、後妻を見付けることなく、忙しい中自分を育ててくれた罪悪感があったが、漸く父が後妻を見付けたと言ってくれたときは手放しで喜んだ。

 急に出来た妹も可愛くて、何かと構いたくなってしまう。遠慮がちな妹だから、こちらが構っているくらいで丁度良いと遠慮しない。父王に顔がデレデレですよと突っ込んでいるが、自分も心の中で妹にデレデレである。



★マリア:宿屋の女将

 元国王の乳母。58歳。

 貧乏男爵家の長女に生まれ、爵位を次ぐ弟のためにと王宮の下働きに出る。何かと要領よくこなすため、あれよあれよと出世して、皇太后が王太子妃時代に召し抱えた。皇太后が妊娠した少し前に自分も妊娠していたため、乳母として抜擢。皇太后と国王から信頼厚く、壮年まで働くがそろそろ隠居したいと言ってたら、国王より長期滞在者用の宿屋をやらないかと誘われ旦那と一緒に飛び付く。

 国王の事は陰ながら息子のように思っていたので、国王の義理の娘は孫だと旦那共々可愛がる。アイネの性格を知るにつれ、確かにこれで王族はキツかっただろうから、この選択は間違ってなかったんだと思った。平民として立派に育てて見せると意気込んでいる。



★トーマス:宿屋主人&料理人

 元王宮料理人で乳母の旦那。58歳。

 引退後は宿屋でもやりたいななんて考えていたら、妻から国王の計らいを聞いた。条件が国王の義理の娘の世話と言うことだが、息子が結婚しないから出来なかった孫が出来たと思えば良いのだと思い、その話に即飛び付いた。

 冒険者の息子が護衛で一緒に住むらしく、息子の嫁はいないが、家族のようなこの関係が結構気に入っている。ただし、無口な強面なので家族以外からはそう思われてない節がある。

 妻が意気込んでいる横で、アイネに宿屋で手伝いをしながら小遣いを稼ぎ、平民の暮らしを学べば良いと提案するなどしている。



★リクハルド:護衛謙冒険者

 乳母の息子で王の幼馴染み。36歳。

 乳母からは王の側近として見込まれていたが、学生時代に王と冒険者をして遊んでいたことが意外なほど性にあい、学校卒業後は冒険者になった。乳母は渋ったが、国王が賛成してくれて、たまに手紙で国や国民の様子を報告したり、害獣討伐など形は違えど国王の力になっている。

 国王の義理の娘は俺の娘だと乳母が教えないであろう冒険者としての知識などを教えていく。友人達には「友人が再婚したんだが新婚を邪魔したくないって言ってたから俺の娘にしたw」とアイネを紹介している。

 実は冒険者の傍ら冒険者養成学校なるものを友人達と立ち上げて、理事をして至りもする。






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