柑子色
柑子は、ミカンですね。
一般に知られるものが温州蜜柑で、こちらはそれよりも糖度が低く、酸味が強いそうです。薄皮蜜柑とも言われていて、色合いも蜜柑色と比べると薄めですね。ちなみに蜜柑の語源は「蜜のように甘い柑子」です。「柑」が「甘い果実のなる木」・「子」が「小さい」だそうです。繋げると、「甘くて小さい、果実のなる木」です。
蜜柑色との大きな違いはありません。橙色・オレンジの関係と似たような感じですね。強いていうなら、柑子色のほうがあちらよりも古くて、響きも古風というところでしょうか。むしろ、蜜柑の先祖ともされていて、こちらのほうが正統な色名とのこと。和風の世界観の描写には最適ですね。和服に関しては秋に着用されていたと聞きました。
あとは、仏教に関係のある色でもあります。僧侶の衣の色とされて、高位の人物が喪や出家のさいに用いられます。一方で好事・幸事に繋がるとされているため、縁起がいいそうです。
もう情報が出尽くしてしまいましたね。さらに掘り下げるには、既存のワードをさらに深く掘り下げる必要があります。
まずは花言葉。「柑子 花言葉」で検索したけれど、なかなか見つかりません。出てくるのは「藪柑子」ばかりです。仕方がないため、ほかをあたろう。そう、あきらめようとしたわけですが、実際にはありました。「橘」です。なんと、「橘」の古名が柑子でした。「藪柑子」も「山橘」と同じだそうです。
軽くテンションが上がりましたが、大したものは得られませんでした。判明したのは、二つだけです。一つ目は花の花言葉が「別格」です。もう一つは実が「不老不死の力を持った霊薬」だということですかね。これは、橘が常緑樹だからです。このあたりは、緑色のパートで説明をします。
とにもかくにも、まとめます。
・「高位」:高貴。権力者。格式のある。格上。偉い人。大物。由緒ある。
・「喪」:死者を葬る。失う。滅ぼす。死ぬ。捨て去る。逃げる。
・「出家」:坊主。決心。志す。家を捨てる。入信。剃り落とす。仏道に励む。
・「僧侶」:聖職者。神仏に仕える。巫女。聖者。
・「凶事」:悲劇。不運。不幸。災難。忌まわしい。
・「酸っぱい」:心配事。悲しみ。やりきれない。暗い気分。
・「幸事」・「好事」:善行。幸運。良好。善良。徳。大吉。おめでたい。
・「縁起がいい」:幸先がいい。好調。明るい。希望。順調。期待。
・「古風」:古い。アンティーク。古道具。時代遅れ。レトロ。懐古的。控えめ。古典的。
はい。
色合い的には橙と黄色の間でしょうか。山吹色系統です。
象徴・イメージをまとめると以下のようになります。
「ポジティブ」:高貴・権力者・格式のある・格上・偉い・由緒ある・決心・志す・入信・善行・幸運・良好・善良・徳・大吉・おめでたい・幸先がいい・好調・明るい・希望・順調・期待・控えめ
「ネガティブ」:死者を葬る・失う・滅ぼす・死ぬ・捨て去る・逃げる・忌まわしい・悲劇・不運・災難・心配事・悲しみ・やりきれない・暗い気分・時代遅れ
「その他」 :聖職者・坊主・巫女・神仏に仕える・アンティーク・古道具・レトロ・懐古的・古典的
ポジティブとネガティブで、一部だけ矛盾が発生していますが、そこは使い方次第というわけで。登場する場面が暗かったり、色自体の印象が悪かった場合は、ネガティブなイメージを用いるといった風に使い分けをしましょう。




