みかん色
蜜柑色とは、ミカンの皮の色ですね。オレンジ・橙色よりも少しだけ薄く、黄みが強めです。
果物の中では蜜柑が一番好きです。理由は味ですかね。甘酸っぱくて、さっぱりとしているため、いくらでも食べられます。給食では冷凍みかんも出ましたっけ。くわしくは分かりませんが、人気がある印象です。こたつに蜜柑は冬の定番ですね。それもあって、この果物には冬のイメージも強いです。
作中では蜜柑が重要なアイテムとして登場するときが多い気がします。私が思い浮かべたのはONEPIECEのアーロン編・芥川龍之介の蜜柑です。象徴は、夢占いを元にすると、「温かな人間性」「エネルギー」などです。ほかには、夢の中で食べるときに「甘い蜜柑」だと「嬉しい出来事」・「酸っぱい蜜柑」だと「心配事」を意味します。
色としては……そうですね、蜜柑色の唇という文章が真っ先に思い浮かびます。というのも、果物の色を使うのなら、唇の形容でしょうという感じなんですよね。しかしながら、蜜柑色の唇なんてリアルではいない気がします。リップにしても、無難ではありませんね。鮮やかな色をべったりと唇に塗りつけるとなると、奇抜とまではいかないまでも、少し思い切ったなと感じます。
そんないわゆるオレンジリップ――効果は「血色がよくなる」「ヘルシー」「若々しい」「フレッシュ」「元気」などです。意外と合う・悪目立ちしないと言われているようです。おおかた、日本人の肌がオークル系で、イエローベースが多いからでしょう。
あとは、「夕焼け」「金髪のような蜜柑色の髪」「電燈」「月」を表現するときに用いられていました。もっとも、色名としてはあまり使われてはいませんね。オレンジ色・橙色がかわりに多く使われている印象です。ちなみに月は通常、白・銀だと思われますが、蜜柑色に輝くときもあるそうです。
オレンジ・橙色と比べると、蜜柑色は子どもっぽいのかもしれません。見た目も小ぶりでかわいらしいし、親しみやすいのではないでしょうか。ほかのオレンジ系の色と比較をして、蜜柑の持つイメージを強調したい場合に、文章に出すといいかもしれません。
まとめると、蜜柑色の持つイメージは以下の通りです。
「明るい」「甘酸っぱい」「爽やか」「さっぱりした」「元気」「素朴」「親しみやすい」「ジューシー」「温かみ」「フレッシュ」「健康的」「若々しい」「女性的」
ときに、ミカンと未完は同音異句です。作中に登場させるさいに、未完成だとか、発展途上だとか、そういった意味を持たせるのもいいかもしれません。